おはようございます。みゆきです。
10歳と7歳の息子ふたりを育てています。
家族4人夕食後にダラダラ。
たまたま見ていたテレビ。
覚えていないけどなにか、動物系の番組だったと思います。
ワンちゃんのしつけに悩む家族が
ドッグトレーナーの方に相談していました。
テンションが上がって家の中で大騒ぎしてしまうワンコ。
走り回り、物を倒し、いろいろ蹴散らして騒ぎまわるワンコに
困る家族、右往左往。
ドッグトレーナーの人が対処の仕方を教えていました。
ワンコが騒ぎ始めたらとにかく無視をすること。
騒いでも楽しくないし相手にしてもらえないということを
教えるのです。
「へー、なるほどねー」
と4人で見たのですよ。
「でもこれって、ワンコだけじゃなくて
人にも通ずることだね。」
なんて話したのですよ。
そしてとある日の習い事。
たまたま私はその日その場にいて、
次男(7)が年上の子に
何かを言われ、その場にしゃがみこんで泣き出しました。
そばに行って話を聞くと、
年上の子が何か次男のやり方にケチをつけたと。
それが悔しかったと泣いていました。
「それは嫌だったね。かわいそうに。
悔しいね。」
と共感した後、言ってみました。
「この前見たワンちゃんと同じで、
無視をしたらもう言わなくなるかも。」
もちろん年下の子に難癖をつけるのが悪いと思うのですが、
そういう小さな行いひとつひとつを
大人が全部注意して回るというのも現実的ではありません。
繰り返すようならもちろん正してもらうし、
ちょっかいを出すほうが悪いのですが、
出されるほうも何もしないわけにもいきません。
これからもそういうことは多々あるでしょう。
無視をする
静かに離れる
繰り返すようなら誰かに相談する
いろんな対処の仕方を覚えていかなければいけません。
日々同じ状況に身を置き、
実際の現場に居合わせ、
都度対応の仕方を教え、
やって見せ、結果も見せ、
ひとり立ちするまで支え、教え導く。
親って、いわゆる【OJT=On-the-job Training】を
常にやってる感じなんだな~と、
思ったわけですよ。
前職・・・なんて既にもう私が5年も前に退職した会社では
本当に運が良くて、
適切な【OJT】を受けさせてもらったのですよ。
それをいまだに日々実感するのです。
一緒にチームでプロジェクトに取り組みながら、
「ここまでは営業のやる仕事だよ。」
と教えてくれたコンサルチームの先輩。
「お客さんに嘘をつくのはダメ。
誠意がいちばん大事。」
そして、正直に話すためには準備と資料と話す順番が大事だと、
私にやって見せてくれたディレクター。
ひとつひとつに
なるほどおおおお
うおおおおおお
と唸りながら我が血肉に変えた日々。
あの会社はお世話になったな~・・・
でも私は、学ぶことは得意だけど教えることは苦手なので、
ついぞその私の受けた教えを
若手に引き継ぐことはできませんでした。
しかしいま、
人生まるっと【OJT】状態なのだなと、
7歳の手を引きながら思うわけです。
おっと反対側には10歳も。
なぜ早く寝なければいけないのか。
なぜずっとゲームをしていてはいけないのか。
なぜ整理整頓をしなければいけないのか。
何度も何度も説明してやって見せて、
できるまで、できなくても見放さず、
一緒にご飯を食わなければいけない、
長い長い【OJT】
いや、
【OLT= on-the-life Training】か?
悔し涙でしゃがみこんでいた7歳は、
しばらく泣いて、
涙を拭いて立ち上がり、
年上の子をキッと睨み、
でもすぐに元の表情に戻って、
こっちを見ずにまた戻っていきました。
教え諭し、説明し、叱って、
時に放任して、
見守って、褒める。
私がしたような同じ失敗をしているのを見ても、
やっぱり敢えて失敗させるしかないこともあり、
教えるほうもむしろ【OJT】で
子供からいろいろと教わってることもあり。
驚くほど腹が立つことも多々あり、
驚くほどの声で怒鳴ってしまうことも多々あり、
それでも投げ出さないプロジェクト。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。