
おはようございます。みゆきです。
11歳と9歳の息子ふたりを育てています。
少し前の話です。
ほんと子供ってそれぞれ、得意と不得意がありますよね。
今日は長男の話。
彼は、次男が苦手な、
『ご飯を食べる』
『帰宅したらすぐお風呂に入る』
は、すんなりできる子。
比較対象の次男がいるので、
その点では優等生です。
しかし逆に、
次男が難なくやってのける、
『忘れ物をしない』
『自分の物を管理する』
が苦手なのです。
そして苦手なりに苦心しているならまだしも、
そこに、思春期特有の天狗感と言うか、
要は、調子に乗っちゃってるわけです。
世の中舐めちゃってるというか。
忘れ物をしたって先生は、
厳しく言うけど怒鳴ったりしないわけで、
そこまで怖くもないし、
物を失くしても隣の子が貸してくれるのです。
でも親って、学校での我が子の所業って
細部までは窺い知れないもので、
結構ひどい状態だということに、
私も夫もしばらく気づいていなかったんです。
それに気づいたのは、
長男のカッピカピの書道の筆を見つけた時。
「あなたこれ、洗ったの?
書道があった日は持って帰って洗うでしょ?」
「んー…あらってない。」
「え?洗ってなかったら使えないでしょ?
前回の書道の授業はどうしたの?」
「ともだちにかりた。」
「は?自分の書道バッグは?」
「わすれた。」
そして、カッピカピの筆を洗わせたら、
風呂場と洗面台を墨の水滴だらけにしやがって、
自分で最後まで掃除できない割に
生意気な口をきいて強がって、
あー、もう…
しっちゃかめっちゃかのぐっちゃぐちゃなのだなと、
この時に私は、事の重大さに気づいたのです。
たしかそれは、
学期が終わってお休みに入った時。
通知表の『生活』の部分も、
『がんばりましょう』がチラホラ。
いやいやいや、このままじゃいかんだろ。
長男とふたりきりで、
きっちりお話ししました。
「あなたが軽い気持ちで筆を借りたお友達は、
あなたの分まで筆を洗っているわけで、
本当は貸したくなかったかもしれない。
そんなこと考えもせずに気軽に物を借りるのは非常識です。
あなたの書道バッグだって、
ママがお金を出して買ったもので、
大切に使わないといけない。
物の管理は一生ついて回るスキルで、
失くしたら一大事なものがどんどんと増えてくる。
その前に、自分の物を管理することをしっかり覚えなければいけない。
ママも苦手だったからよくわかる。
でも苦手なりに、我慢してここだけは丁寧にやる、
っていうことができないと、あなたは一生困ることになる。
いい?
勉強はいい。
勉強の成績が下がってもいい。
でも、次の通知表で生活の部分が下がっていたら、
スマホの管理もできないということなので、
スマホは没収します。」
『スマホ没収』
と言うと長男は、
ガーン…
という感じで、
しおらしく
「はい・・・」
としょんぼりしていました。
この年代、なのか、
うちの子なのか。
調子に乗るときは盛大に
物を知らない子供だからこその無鉄砲さで
パーッと風船のように膨らんで、
ちょっと優しく言ったくらいではポンポンとすり抜けて飛んで行ってしまって、
そのまま行ったら絶対何かに刺さって割れてしまうと、
こちらがガシッと風船を抱え込んで教え諭すと、
シュンとすぐにしぼむ。
でも、あまり頻繁に抱え込もうとするとやはり
反発してもっと膨らんでしまう。
だからその加減が難しい。
その次の学期末に持ち帰った通知表では、
生活も、勉強の成績も、
前学期より少し良くなっていて、
長男なりに少しずつ、なんとなく、
学んでくれているかなー
どうかなー
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。