うちの子たちの保育園では、夏の間4回ほど、近くのじゃぶじゃぶ池に連れて行ってくれます。
園庭もない小さな保育園なので、園の中で水遊びはできません。
なのでみんな、じゃぶじゃぶ池の日を心待ちにしています。
前日になると、
「明日じゃぶじゃぶ池だからね!荷物とプールカード、忘れないでね!」
と本人から念を押されます。
「はーい」^^
荷物を用意するのは私、保育園に毎朝連れて行くのは夫です。
じゃぶじゃぶ池の日は、いつもの保育園バッグに加えて、プールバッグを持って行きます。
プールバッグの中身は、
水着、帽子、タオル、着替え、サンダル、ビニール袋、そしてプールカード。
ちゃんと揃ってないと参加させてくれません。
長男、次男と違うクラスですが、たまたま同じ日に行くようで、朝は大荷物になります。
また別の朝、夫が会社へ行くのに、いつもの仕事バッグともうひとつ、書類の入った紙袋を持っていました。
いつもはない、余分な荷物。
それを見た長男が、こう言いました。
「パパ、なにその袋!?パパも会社でじゃぶじゃぶ池行くの?!」
「…パパはじゃぶじゃぶ池行かないよ~」
と言うと、なぜか次男が、
「パパとじゃぶじゃぶ池行きたい~!」
と泣きだす。
エレベーターの中ではそんなことが毎朝繰り広げられているそうです。
長男ももうすぐ5歳。
最近急に、イライラして癇癪を起こすことが増えてきました。
自分でやりたいことの範囲が広がってきて、
保育園のお迎えに行くと、遅い次男を待てず、ひとりで外へ出て、
ひとりで自転車の後ろによじ登ってみたり。
ひとりで外(道路です!)へ出ることも危ないし、
自転車によじ登ることも危ない。
理由を説明してダメだと伝えると、言っていることはわかるようでも、
やっぱり行動を制限されることにイラつき、大きな声を出してそのイライラを表現します。
次男は食べた後の食器を片付けなくていいのに、なぜ自分は片付けなきゃいけないのか。
次男のようにママが片付けてくれればいいのに、と怒った日もありました。
それも、理由を説明すればわかるものの、でもやはり腹が立つ。
そんな癇癪を起して大きな声を出している長男には、この理由がしっくり来たようです。
「最近イヤなことがよくあるのは、あなたが大きくなってきたから。
いままでだって同じことが何度もあったのに、あなたは何も思わなかった。
でもいまはそうやって怒っている。
あなたがそれがわかるくらい、大きくなったから。
大きくなると、そうやって嫌なこともどんどん増えてくる。
でも、できることはもっと増える。楽しいことはもっともっと増える。
あなたはこれからも、どんどん大きくなる。大きくなるって、そういうこと。」
静かに落ち着いて、空を見つめて、私の言葉を聞いていた長男。
コクン、とうなづいて、落ち着きを取り戻しました。
それでもまた癇癪は起こしますが、前にも書いた方法などで落ち着かせます。
元々長男は素直な子なので、そこまで手を焼くことはありません。
最近、長男との身体的な距離が広がりつつあります。
もうあまりまとわりついてこないし、私が触れても、嫌がりはしないものの、甘えてきたりしません。
そこに寂しさは感じませんが、ただただ、自分が約5年前に産んだあの小さな塊が、もう自分の意志で考え、怒り、飛び跳ねて、こちらのコントロールが効かなくなってきたことに、感動します。
大人にとっての5年てあっという間なので、そこにジーン…とします。
「アメリカに留学していました」
と言っても、それがいつだったかと考えたら、気づいたら20年前で、
うそだぁ~…と思ったけど、やっぱり本当に20年前でした。ヒ~エ~…
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本当は不安でたまりません。