こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
長男がもうすぐ5歳、次男が2歳半。
2歳4ヶ月差の兄弟。
長男が2歳4ヶ月のときに初めて赤ちゃんを連れて帰ってきたら、
大人がほんの一瞬目を離していた隙に、
長男が寝ている新生児の上に足を乗せて、踏んでみようとしていて、慌てて止めました。
長男としては、小さなアリを踏んでみるような、ほんの好奇心からの行動のようでしたが、
「コワコワイ…」と言いながら夫と、をハイローチェアの上に赤ちゃん用の寝床を拵えました。
それから2年半、次男が生まれたときの長男の年齢に、次男自身が追い付きました。
ここ数週間で、急にふたりでおしゃべりしながら遊び始めました。
お互いの成長がやっとお互いに追いついたのかな。
「次男クンのバカ!」
「長男クンのバカ!」
以降繰り返し…
なんて口喧嘩も始まりました。
かと思うとすぐに、
「一緒に遊ぼう!」
「うん!遊ぼう!」
「駅を作ってたたかいしよう!」
「うん!しよう!たかかいしよう!」
と仲良く遊び始めます。
しかし当然ですが、一緒に遊ぶ頻度と同じくらいの頻度で、ケンカをします。
次男が泣かされることが多いですが、次男も勝気なので、長男も泣かされます。
そんなときの対処法を、友人に教わりました。
この友人は、子育てや子供の情緒的な成長に関して学んでいる人で、
彼女と話すといつも、
『子育ては学問だな』
と思わされます。
彼女に教わる前の、子供がケンカして泣きついてきたときの私の対処法は、こんな感じでした。
「どうしたの、またケンカしたの?ケンカしないでよ~。
痛いの痛いの飛んでけ~。大丈夫、大丈夫。
ホラ、ごめんねは?」
それでは、泣かされたほうも泣かしたほうも、有耶無耶にしているだけなのだと、教わりました。
そしていまは、こうしています。
私「どうしたの?長男クンが叩いたの?痛かったね~。
オモチャとられたの?それは悔しかったね。すごく嫌だったね。
叩かれたのも悔しかった?そっか、悔しかったか。そうだね、悔しかったね。
痛かったし、嫌な気持ちだったし、悔しいね。
長男クンは?次男クンにオモチャ壊されたのか。そっか、それは嫌だったよね。
せっかく作ったのに、壊されたら怒るよね。嫌な気持ちになったね。
悲しかった?悲しくはなかったか。悔しかったかな?」
こうして、それぞれの感情をそのままシンプルに言い表してあげる、という方法です。
すごく手間がかかるし、何かしていたら手を止めないといけないし、
こちらの心の余裕が必要なことですが、でも実際にやってみると…
ほかのどんな方法よりも早く場が収まります。
ヒートアップしていたふたりも、これをやるだけで
シューン…と冷却されて、私の話をじっと聞きながら、うなづいたり首を振ったりして、
冷静になってくるのがわかります。
そしてすぐに気を取り直して、また遊び始めます。
「ケンカしないの!うるさーい!!!」
とやるほうが簡単に見えて、実際はそのほうがむしろ収拾がつかなくなってさらに怒鳴り散らす…
という阿鼻叫喚の状態になりがちでした。
怒鳴り散らした結果、最終的に結局は、彼らの感情を言い表してあげたこともあって、
なら最初から言い表してあげたほうが省エネだな、と悟ったわけです。
どれだけイライラしていても、
ひと息深呼吸して、落ち着いて彼らの感情を表現する、ということをやると、
それがいちばんスムーズに行きます。
これを教えてくれた彼女曰く、
子どもの脳はまだ、
怒りや悲しみなどで感情が高ぶったときに、自分でそれを収める方法を知らない。
収める方法を繰り返し教えてあげることで、次第に自分で、同じように
「僕はいま、悔しいのだ。だからこんなに怒っているのだ。
そして少し悲しい。でもいちばんは悔しい!」
と言い表しながら、【感情の高ぶり】という脳の反応を収めて、
平常時に戻す方法を習得していくのだと。
握ったこぶしが通常時の脳の状態だとして、
感情が高ぶるとこぶしは少し緩んで手が開いてきてしまう。
そのこぶしに、上からそっと手を添えて、いつもの状態に戻してあげるようなイメージだと。
繰り返し手を添えて戻してあげれば、そのうち手を添えてあげなくても自分で戻せるようになるのだと。
これを聞いた時に、すごく感動して、
実際にやってみたら本当に子供らがすぐに静かになって、こぶしがゆっくり戻っていくのが見えたんです。
子どもの脳って本当に不思議。
12歳ころに成人とほぼ同じレベルにまで発達するそうですが、いまはまだ、フニャフニャなので、
少しだけ手を添えてあげるんだそうです。
そっとね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。