おはようございます。みゆきです。
9歳と6歳の息子ふたりを育てています。
10月ですね、はい。
もうね、私レベルになりますと、
別に『あっという間』でもありません。
1年が早く感じるということにも慣れました。
最近とんと、『老後』が気になる年頃です。
40代半ばです、はい。
なんで老後がそんなに気になるかと言うと、
たまたま両親と接する機会の多い時期だったためです。
家族＋姉で両親宅へ帰省し、
翌週に姉、母、と私の3人で1泊旅行へ行きました。
先日も書きましたが、
母を旅行に連れ出したのは親孝行のため、
ではなく、
父をショートステイ（介護施設に宿泊させること）に出すため。
介護生活って疲れると思うんです。
だからたまに母にはショートステイを使って休憩して欲しいんです。
そうしないと潰れちゃうじゃないですか。
でもそう言うだけでは母はショートステイを利用しないんです。
なぜって、
父が愚図るから。
愚図るっていうのもなんとも妙な表現なんですが、
聞く感じでは若干幼児に似た感じ。
行ったことがある場所だということも覚えていなくて、
「行って何するんだ」
と何度も何度も聞いたり、
「なんかあそこは暗いんだよな～」
と『文句風』なことを言ったりするとか。
ということで、旅行という口実を作って
ショートステイを無理やり利用させようという
娘たちの魂胆により、
行ってまいりました。
久しぶりに母と3人。
子供たちを気にすることなくダラダラと食事したり、
お話ししたりと
のんびりしました。
姉と事前に話し、
お母さんがまた旅行に行きたくなるように、
旅行中は喧嘩や説得はしないことにしました。
ただただ気分良く過ごしてもらえるように。
だからその会話もその場では流したのですが、
移動中の車中で母が、
こんなことを言っていました。
「体の不自由な夫を預けて旅行なんて、
鬼になったみたい・・・」
絶句。
「おに・・・
また・・・大げさな・・・（笑）」
と言ったら苦笑いしていましたが、
そういう認識なのだと改めて。
いいですか、鬼ですよ、鬼。
まして私なんて、
子供ふたりを夫に預けて姉と母と旅行ですから。
鬼の中の鬼でしょう。
イエーイ。おに。
母を家に送り届けてから姉と話しました。
そういう時代だったんだねと。
母の友人が、結婚した彼女の息子がキッチンに立っているのを見ると
かわいそうで見ていられないと話していたとか。
なんかさ、なんというか、
『あるべき女性／男性の姿』
というのが時代に伴って変化しているのですが、
その『あるべき女性／男性の姿』そのままな人というのは、
実在しなかったりする幻なんじゃないかなと
思ったり。
でもその姿を追い続けるプレッシャーだけが残って、
実在する凸凹な人たちを苦しめ続けているんじゃないかって。
わかんないけど。
母は言うんです。
気持ちの問題だから、理屈じゃない。
簡単に言葉で説明できることじゃない。
でもね、
『鬼になったみたい』
と言う母も、
ちゃんと父を預けて旅行に来たんです。
言葉じゃないと言いつつも、
私や姉の言葉は、母にちゃんと届いていたんじゃないかなって。
もちろん全部ではないだろうし、徐々にだと思いますが。
いや～、それにしても、
『鬼』のインパクトが強くて。
だって・・・鬼ですよ、鬼。
あの、角が生えてるやつ。
欧米で言うとデビル？悪魔？
子供のお世話然り、家のこと、
ご存知の通りうちの夫は私がいなくても大丈夫なんですが、
当然母は、そんな夫のことを褒めるんですよね。
「ほんと、よくやる人ね」
って。
「じゃあ私は！？私はよくやらないの！？」
と詰め寄ると、
シュンとなってしまうおばあちゃんなので、
あんまりいじめないことにしますが、
なんというか、
どんだけ自分（女性）を痛めつけたら十分なんだろう。
『うっすら不幸』じゃないと安心できないって、
一体どんな教育をしたらそうなるんだろう。
旅行は1泊2日。
介護施設の都合で父のショートステイは2泊3日。
残りの1日ひとりきりで自由に過ごす母に、
「明日は何するの？」
と聞いたら、
「明日はね♪ひとりでゆーっくりブラブラするの♪
どこいこっかな～♪」
とそれはそれは楽しそうに話していました。
「退職した老後って、楽しい？」
とも聞きました。
「うん・・・そうねぇ～・・・
いまは楽しい・・・楽しいよ♪」
だそうです。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか？
