おはようございます。みゆきです。
誰が求めているのか未知数の、私の特技。
メールだけの交渉術、前回の続きです。
いいですか。確認のため再度書きますが、
あくまで正当で正直なものに限ります。
嘘や誇張はできません。
前回のコツ①は『具体的なオトシドコロ』でした。
オトシドコロを設定しないまま、
「とにかく納期を延ばしてほしい」
とだけ伝えるとどうなるかというと、
相手はこう思うはずなんです。
めんどくせ。
具体的なオトシドコロを提示するのは、
相手に『YES/NO』Questionを投げるためです。
みんな仕事って忙しくて、
仕事を依頼するからには手間と時間を節約したいと思っていて、
それなのに『めんどくせ』と感じさせられると、
それは信頼や良い関係を損なうんですよね。
同じ納期を延ばすのでも、
YESかNOかで答えられる質問を投げてあげるだけで、
『めんどくせ』という印象は回避できます。
ここからは、その『具体的なオトシドコロ』目指して着実に進むのみです。
でもその前にまたひとつコツが。
コツ②「挨拶」は丁寧に。
お疲れ様です。お世話になっております。
〇〇についてのご連絡ありがとうございました。
挨拶ってね、意外に大事なんですよ。
読む側になるといちばん実感します。
書く側からすると手間にしか感じませんが、
読む側からすると冒頭の挨拶は、
『あなた個人を尊重しております』
という意思表示です。
そして本題。
前回、具体的なオトシドコロとして、
納期を3日延ばしてもらう、としました。
そこへ向けて、相手が思いつくであろう
『なんで?』と『じゃあこれなら?』
それらの横道を丁寧に、そして正直に、誠意を持って
塞いでいきます。
なぜ納期を延ばしたいのか。
時間がないから。
何にいちばん時間がかかるのか。
思いつくであろう別の方法ではなぜダメなのか。
人というものは、理由を説明されるだけで
その理由が仮に完璧ではなくても
主張が通るという研究結果もあります。
長くなっても、これでもかと『理由』で逃げ道を塞ぎます。
『オトシドコロ』へ向けて、1本の道を浮かび上がらせます。
『理由』はきっと大体、
なんか嫌
やりにくい
キツイ
そんな感じなんですが、
『不慣れな方法では余計に時間がかかってしまうため』
『なかなかに状況的に苦しく』
なんとなく良い感じに言い換えます。
そんなときに使うキーワード。
〇〇だと思います。
〇〇だと考えております。
○○だと感じます。
それらを重複しないように使うのですが、
このパワーワードをお勧めします。
〇〇なことと存じます。
『存じます』『所存です』
この辺りのちょっと重い言葉を使うだけで、
あら不思議、
なんかたいそうなことを言っているような気にさせられるものです。
私もたくさんのメールを書き読んできたのでわかります。
『存じます』『所存です』
このキーワードをメール後半で使うと効きます。
アメリカの大学へ行っていた時、
論文の書き方を教わりました。
とにかく結論を最初に書けと、教わりました。
日本語のメールで交渉の場合、
最初に結論を書くほうが上級者だと思います。
そう、結論は最後。
日本人だもの。ウフ
『納期を3日間延ばしてもらう』のがオトシドコロなら、
メール中盤で書いておきたい。
5日ほど延ばしていただきたいと思っています。
そう、中盤で
『えー・・・5日も~?』
と思わせちゃいます。
そして最後に、書くのです。
とはいえいろいろ調整、検討させていただき、
なんとか3日でお願いできないでしょうか。
と結びます。
そして最後にまたキーワードがあります。
ババン!
『いかがでしょうか。』
私の10年間の営業経験の中で
途中で習得したこのキーワード。
なんてことなさそうで意外に効果が高いので、
伝家の宝刀のようにバッサバッサと密かに振り回しておりました。
3日間にてお願いしたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
人って、
「いかがでしょうか。」
と問われると、
『結論出さなきゃ』と思うものなんですよね。
そんでその質問が、
YESかNOかで答えられる質問で、
しかもNOへの道は全てふさがれていたら、
普通ならもうYESと言うしかないんですよ。
でも簡単にYESと言っているように思わせないよう、
丁寧に正直に、理由を書くことが大事なんです。
・・・調子に乗ってあと1本だけ続けたいです。
誰にも求められている気がしない自己満足な記事。
アハハー・・・
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか?