
おはようございます。みゆきです。
12歳と10歳の息子ふたりを育てています。
先月、父が入院したと母から連絡がありました。
でもまあ、すぐにどうこう、というわけではなさそうとのことで、
やっと先日、父に会いに行ってきました。
いろいろ忙しかったのもあったけど、
待っていたのは車の納車。
すぐにどうこう、という状況ならレンタカーで行ったけど、
もう再来週には納車、という時期だったので
少し時間を置いたためか、
私が行く数日前には母から連絡があり、
ひとまず容体が落ち着いたので
病院から介護施設に戻ることになったとのことでした。

母に会うのも半年ぶりくらいで、
子供たちは1年ぶりくらいで、
「大きくなったぁぁぁ」
といつもの反応。
母を訪問した後、
帰りがけに病院へ寄ることになりました。
コロナを経た今だからなのか、
病院は、訪問時間はひとり10分以内。
一度に病室に入れるのはひとりだけ。
小学生以下は入室禁止。
ということで、中学生の長男に、
「あなたもじーちゃんに会いに行く?」
と聞いてみると、
「行く」
とのことだったので、
夫と次男は車に残し、
長男と二人で病棟へ。
昔からなぜか、たまにしか会わない父が好きだった長男。
最初に長男が入室して、
でもすぐに出てきて、
もういいよ、と。
私も父の状態を見るのは初めてでした。
12歳の長男は、弱って動けない父を前に、
何を話していいのかもわからなかったでしょう。
でもそれもきっと、良い経験だったかな。

父の様子は、予想通りだったのか、
予想外だったのか。
それはよくわからないのですが、
なんというか、
少しずつゆっくり、
体が弱ってきているのがわかる、
という感じでしょうか。
元々耳の上辺りにしかなかった髪が
すごく伸びていて、
ガッチリ体型だった父が3回りくらい小さくなっていて、
肩に触れたらすごく丸くて柔らかくてフワフワで、
蚊の鳴くような声しか出なくて、
耳を近づけて話しました。
「調子どお?」
意識はしっかりしていて、
ちゃんと私のことを見ているけど、
そんなことを聞いたって答えは返ってきませんでした。
調子悪いから入院してるんだよね。
特に話すこともないし、
早々に父の耳にイヤフォンをつけました。
(↑記事参照)
耳の穴に入れるタイプじゃなく、
↓このタイプの、私がジョギングの時に使ってるイヤフォン。
若干怪訝な顔をしながらも、されるがままの父。
まずはこれをかけました。
これも、父がよくレコードで聞いていたのを思い出して、
スマホのSpotifyで再生。
「G戦上のアリア」
思っていたよりも素早く、父が言いました。
でも声は小さく、かろうじて聞き取れるくらい。
「そう。これ、お父さんよく聞いてたよね。」
「アニキが、よく弾いてたの。」
そう、そうだ。
父のお兄さん(数年前に亡くなった私の叔父)が
小さいころにヴァイオリンを弾いていたというのは、
聞いたことがある。
なるほど、だからこの曲が好きだったのか。
「アヴェマリア」
「アヴェマリア聞きたい?
ちょっと待ってね。」
ほんと、蚊の鳴くような小さな声で、
父は歌っていました。
「ア~ヴェ、マリ~ィ~ア~」って。
「これを聞きながらよく、歩いて帰ったの。」
いつ、どこから歩いて帰っていたのか、
私にはよくわかりませんでした。
父が若い時代にはウォークマンなんてあったのか?
ないよね?
歩いて、ということは車でもないし、
どうやって聞いていたのか。
わからないけどとにかく、父にとってはやはり思い出の曲だったようです。
アヴェマリアを最後まで聞き終え、
「まだなんか聴く?」
と聞いたら、
「もう聴かない」
とのことで、
制限時間の10分も越えそうだったので、
「またね、またくるね」
と車へ。
父は弱々しくも、ちゃんと手を振ってくれました。
そして車で息子たちに言いました。
「ママが死にそうになったら、
ピアノの曲聞かせてね。覚えといてね。」
横から夫が『なるほど』と。
「ちゃんとあんたたち覚えといてね。
パパ忘れちゃうから。
パパ多分、ママに風(藤井風)とか聞かせちゃうよ。」
「確かに(笑)
それはママじゃなくてパパが好きなやつでしょ!
ってね。」
車も来たし、また会いに行こう。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。



