『子供を預けて働くこと』気が引ける理由

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

我が家の次男、3歳になったばかり。

まだ、月曜日、特にその前が3連休などだった場合、保育園へ行く前に少し愚図ります。

 

「ママがいい~・・・」

しかし長男5歳、もうそんなことは言いません。

もちろんまだまだ『ママ大好き』ですが、むしろずっとママだけと一緒では退屈だということを知っています。

お友達を求めています。

 

この違い、それをただ『成長』『年齢』と言うことは簡単なのですが、

実際のところどういうことなのか、ちょっと興味がありました。

そして『ママがいい~・・・』と言われたときの、私の心の動きと、

それでも保育園へ行かせるときの、私の心の動きについても。

 

まず、3歳児が『ママがいい~』と言う理由

この場合、必ずしも『ママ』である必要はないんですよね。

とにかく、生まれたときからいちばんそばにいて、その人が近くにいるのがいちばん安心する、という意味です。

それが『パパ』である子もたくさんいると思いますし、それ以外の子もいるでしょう。

ここでは便宜上『ママ』とします。

 

子供は1歳ころから、始終『ママ』に物理的にくっついていたころを終えて、少しずつ体を離すようになってきます。

興味はオモチャや、ほかの物に向いてきます。

しかし時折振り返ってママを探して、たまにまたくっついて、それで安心して、また遊び始めます。

その距離や時間が、大きくなるごとに少しずつ大きくなっていきます。

 

5歳の長男は、いまは朝晩、私にたま~にくっつき、パパに少し甘え、それで事足りているように見えます。

彼にできていること、それは、

 

バーチャルの『ママ』を持つこと。

彼は頭の中だけで『バーチャル』で、時折『ママ』を振り返ってその存在を確認することで、

安心して保育園で友達と遊び、先生と関わり、世界を広げることができます。

40を過ぎた私も、おそらくたまに、バーチャルの『母』の存在を確認しているかもしれません。

 

その、バーチャルで誰かの存在を心の中に明確に持つことができるほどに脳が発達するのが、

大体4歳だそうです。

1歳の子も、3歳の次男も、ちゃんとバーチャルな存在は持っているんですが、

『明確に』というところが、まだ少し足りないんでしょうね。

だから月曜日の朝に愚図ったりします。

 

かと言って、『ママ』が物理的にそばにいない保育園にいる時間には、

保育園の先生などを、『安全地帯』に見立てて、心を安定させることができるんだそうです。

 

もちろんこれは平均的な話であって、その子によって程度やスピードに大いに差があると思います。

 

そして次に、私たちの『気が引ける理由』の話です。

子供を持ち、育てた経験を持つ人と、その経験を持たない人を比べた研究で、

ミラーニューロン、いわゆる『共感力』に違いが見られたそうです。

 

物言わぬ、表情と泣き声だけで要求を伝える未知の生物に、

がぶり四つで取り組むことで、脳の特定の組織が活性化されて、

人の表情や声色で、その人に共感する力が養われるわけです。

そしてこれは、男性だって活性化できる能力です。

(『共感力』が何にも勝る能力というわけではありません。子供を育てることが、ほかのことより優れていると言っているわけではありません。)

 

その共感力を鍛えた『ママ』が、

ほかの誰でもなく自分だけを求めて『ママがいい~』と泣く子を前にしたら、

気が引けて当然、という話です。

一度鍛えてしまったミラーニューロンは、ビンビンと反応してしまいます。

 

子育てをする人のミラーニューロンが活性化されるように、

人の脳は与えられた環境によって、適宜必要な能力を伸ばすようにできています。

 

時代によって、求められる『能力』も変わってくるので、

『遺伝』と片付けられてしまうDNAの現れ方も、環境によって変わってくることがわかっています。

昔は、『仕事』と『子育て』の場所は、物理的に同じ場所だったのです。

特に女性にとっては。

だから子供は、物理的に母親のそばにいることを当然視する節があります。

しかし少し前から、『仕事』と『子育て』の場所は離れ、

子供は日中は『安全地帯』である母親などから物理的に離れていることに。

 

しかしそこで出てきた、

 

『バーチャルな安全地帯』

 

というわけです。

 

よく、

 

『親と子の心の絆』

 

とか呼ばれるものの正体なのかな、とも思います。

 

この『バーチャルの安全地帯』をきちんと子供の心に築くためには、

「いちばん嬉しいときと、いちばん悲しいときを、物理的に一緒に共有することで十分」

と書いている本にも出会ったこともありますが、

そこはなんとも、データで示せるものではないでしょう。

 

なんというか、

『本能』『遺伝』『そういうもん』

と言われることも、

 

仕組みや理由を理解すると、

ある程度ではあるものの『コントロール』できるようになると思います。

 

そのために我ら人間だけが発達させた、

 

ゼントウヨウ!

 

ちなみにですが、この辺の本が情報源です。

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毎晩保育園へ迎えに行くと、

 

「あした、こーえん?」

 

と聞く次男。

 

「うん、公園だよ」

 

と言うと、ぴょんぴょん、と飛び跳ねます。

 

休日は、おうちでも公園でもいっぱい、一緒に遊ぼう。

 

 

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