『ワーママ』が大変なんじゃないんだ

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

8歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

子供が4歳&2歳の時、2018年に会社員を辞めました。

以来フリーランスで働いています。

来年くらいに法人化の予定です。

 

前職は広告代理店で営業をやっていました。

我ながらなかなかに恵まれた環境だったと思います。

有給休暇は使い切れないほどあったし、

残業バンザイ文化も薄かった。

 

でもでもそれでも、やっぱり会社員と子育ての両立はつらかった。

辛くて辛くて辛すぎて、やっぱり離脱しました。

『家でそれ以上に稼いでやる!』

そう思って独立しました。

 

 

でもでも、例えば、例えばですよ?

 

当時の会社員の私の年収が1千万円だったら?

と考えたら、

あそこで辞めていなかっただろうなと、思います。

最終的にはそれでも辞めていたかもしれませんが、

少なくとももう少し踏ん張った。

 

 

そしてそう、実際そういうママたちと、

私は一緒に働いていたのでした。

取引先の女性たち。

超がついても余るほどの一流企業。

東大、京大卒は当たり前。

こんなに頭のいい人たちがたくさんいるのだと、

私は驚いたのですよ。

 

そんな彼女たちも年々結婚~出産を経て、

いわゆる『ワーママ』になっていきました。

年収がいくらだったかは当然知りませんが、

むちゃくちゃ良かったはず。

 

そんな彼女たちの働き方は本当に凄まじかったです。

でもそれがその会社では当たり前だった。

 

朝一から取引先に入り浸ることもあった営業の私。

その生産性の高さに『こんな人たちもいるのか』とまた驚きました。

 

会議は基本30分で、事前準備を固め、

会議でなければできないことだけをそれはそれはスピーディに

ポンポンと決める。

無駄話は無し。

 

「それは後でメールで。失礼しま~す」

 

といつも風のように次の会議へ向かっていきました。

 

会議中も話についていくのがやっとで、

『言わなくてもわかるだろう』という間の事情をどんどん飛ばすので

口をはさむすきがなく、

でもたまに遥か先の話だと思っていた質問が飛んでくるので

ものすごく頭が疲れました。

 

 

でも彼女たちのそんな生産性にはモチベーションというか理由があり、

それは、

『子供のお迎え&お世話があるから〇時には会社を出なきゃ』

というもの。

 

彼女たちには夫もいて、

夫ももしかしたら同じ時間に帰ってツーオペなのかもしれないけど、

なんというか、

 

あそこまで有能な人が、あそこまで努力しないと、

あの仕事と育児は並走できないのかと、

思ったんですよね。

 

深夜、子供が寝たのであろう時間になるとまた、

彼女たちのスマートなメールが始まりました。

 

 

うーん・・・

 

これが『当たり前』だと言うなら、

やっぱり子供なんて増えるわけないよな、とも。

 

 

『ワーママ』が大変なのではなくて、

いまの『仕事』と『育児』の相性が悪いわけですよね。

で、その相性の悪さによる大変さを、

いまは母親や父親が担っているのですが、

これは本来は社会の問題。

もし国が少子化を『問題』とするなら、ですが。

 

 

それを『女性の問題』『家族の問題』とするから、

女性たちは子供を産まない、

もしくはひとりだけ産む、

という無意識のボイコットに至るわけですよね。

 

そして若い男性も、

『家族持つってものすげー大変なんだな』

と思って結婚を避けたり。

 

 

あんなに賢い人たちとの仕事、

多分私は割と好きだったんですよね。

向いている仕事でもあったと思います。

 

でも私には辛すぎて辞めたこと、

もしかしたら私は根に持ってるのかも。

後悔しているわけではないけど。

 

 

 

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