テレビを巡る攻防戦 5歳児編

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

長男のテレビ熱が留まるところを知りません。

平日は夜の1時間、週末は午前、午後と数時間ずつ、見ていました。

 

「オモチャを片付けないとテレビは見れないよ」

と言い続けたところ、

気持ち悪いほどに、何も言わなくても片付けるようになりました。

 

そしてすぐ、私や夫にこう聞きます。

 

「これでテレビ見れる?」

 

まぁ、見れるけども・・・

お片付けがものすごく上手になったけども・・・

 

それにしてもやっぱり、テレビ好きすぎやしないかい?

と思っていました。

 

ま、そりゃそうですよね。

あんなに刺激を常に与えてくれるんですから。

子供は好きに決まっています。

 

テレビが見たいばかりに、黙々とオモチャを片付ける長男を見て、

『何かが違う』

とずっと思っていました。

 

テレビを見ること自体は、必ずしも【悪】ではないと思います。

テレビを通じて覚えることもたくさんあります。

動物の番組なども見るので、そこから学ぶこともあると思います。

 

でも、やっぱり今の状態は、何かが違う気がする。

 

以前、Youtubeを消した話を書きました。

 

以来Youtubeに関するもめごとはなくなり、その点では平和になったのですが、

それでもやっぱりまだ、なんだか私の中で違う気がしていました。

 

そして気づいた、『何が違うのか』。

テレビは刺激が強く絶え間ないために、

見ているとすぐに数時間経ってしまいます。

それは大人でも同じです。

 

だからテレビを見始めると、ほかのことをする時間がなくなってしまうんです。

子供たちの起きている時間は14時間ほどと短いです。

その貴重な時間の中で、もっといろんなことをして、いろんな楽しみを見つけて欲しい、

私はそう思っていたんだと気づきました。

 

だから長男に、そのまま話してみました。

 

「ママもね、テレビを見るのは別にいいと思うんだ。

でもね、テレビ見てると、あっという間に寝る時間になっちゃうでしょ?

そうするとね、ほかのことをする時間がなくなっちゃうんだよね。

ママはね、長男クンに、いろんなことをして、いろんな楽しみを見つけて欲しいと思うの。

オモチャも、迷路も、パズルも、ご本も、工作も、テレビ以外にも楽しいことはたくさんあるの。

ママは長男クンに、いろんな楽しいことをして欲しいの。」

 

頷きながら聞いていた長男、

 

「わかった」

 

と言うので、

テレビを見る時間をどうやって区切るか、ふたりで相談していました。

 

そして夫が、横からこんな提案。

「パパはね、テレビを見る時間を『制限する』のは違うと思うんだ。

そうじゃなくて、ほかのことをする時間を決めたいな。

パパも本が読みたいから、『本を読む時間』とか、

いまは『ラキューの時間』とか。

制限するよりも、ほかのことに充てる時間を、ちゃんと決めたらいいと思うんだ。」

 

パパ、やるねー。

それいいねー。

 

なんて話していて、その日は普通に少し寝る前にテレビを見ました。

 

その次の日は平日で、普通に保育園から帰ってきて、

お風呂に入ってご飯を食べると、長男が本を読んでくれと言うので、読みました。

すると、ほかの本も読めというので、読みました。

 

そして次はブロックをすると言い出します。

 

「あれ?今日はテレビは見ないの?」

 

と聞くと、

 

「うん、今日はテレビは見ない日なの。」

 

「なんで?」

 

「だってね、テレビを見ちゃうと、ほかのことが何もできなくなっちゃうから。

ほかのことも、しようと思って。」

子供や若者にとって、

『将来』を自分事として身近に描くことは難しいと思うんです。

 

大人がどれだけ、

「これはあなたの将来のためだ」

と言っても、子供は目の前のことに夢中だと思うんです。

私も子供のとき、若いときはそうでした。

 

でも、今のこととして、真剣に話すと、通じることがあるんだな、と思いました。

5歳児って、けっこうちゃんと聞いてるし、考えてるんだな、って。

ま、長男にはこの正攻法でうまく行きそうですが、

同じように次男に効果があるかはわかりませんし、

その子によって通じやすい方法があるのだと思います。

 

正解も不正解もないし、結果がどうあれ、良いのか悪いのか、そんなのはいつになってもわかりませんが、

『あなたのことを真剣に考えている』というメッセージが伝わればいいのでしょうか。

それすらも、わかりません。

 

いつまで経っても、探り探り。

Turtledove London@Neutral

 

 

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