0と1だけの世界と、1と2だけの話と。『ウラパンオコサ』子供絵本

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

6歳と3歳の息子ふたりを育てております。

 

夫の職業はSE(システムエンジニア)です。

彼は確か、20代前半からSEの仕事を始め、

以来ずっとです。

本人も、自分はSEに向いていると言っています。

 

私には、SEの具体的な仕事の内容はわかりません。

しかし夫という人を理解するにあたって、SEという職業を引き合いにして

話してくれた人がいました。

 

前の会社で仲の良かった女性で、

彼女は元SEでした。

 

当時の私が、夫(当時の彼氏)のことを、

「まったく理解できない。」

と言ったんです。

そうしたらその元SEの友人は私に、こう言いました。

 

「0と1だけの世界で生きている人は、

そういう考え方の人が多い気がする。」

 

当時の私にも、今の私にも、

その説明は、

わかるような、わからないような。

 

というか、

デジタルな存在がすべて、

0と1で成り立っていると言われても、

 

わかるような、

わからないような。

 

いや・・・

やっぱりわかりません。

 

そしてそれが、なんとなくですが、

わかったような、そんな気になった絵本の話。

 

いやこれね、

子供(6歳)のほうが、理解の瞬発力は上だった気がします。

 

大人のほうが逆に、

余計な固定概念があるせいで、

 

「どーゆーこと?」

 

という時間が長かったです。

 

 

多分ですが、5歳以降、という感じでしょうか。

もうすぐ4歳の次男は、

何度読んでもまだ理解できていません。

 

私も原理を知らないままに息子たちと一緒に読んだのですが、

相当楽しい絵本です。

 

絵本沼は深いと、つくづく。

確かに、すべての数字は、

1と2があれば表現できてしまうんですよ。

 

でもそんな難しい話ではなく、

6歳児が取りつかれたように

 

「オコサオコサオコサオコサオコサ…ウラパン!!!」

 

と絵本を奪うように(や、やぶれそう・・・)

興奮しながら2進法?3進法?を実践する姿を見ると、

『学び』が迸るのが目に見えるようです。

(キラキラだぜ。)

 

絵本を何度も読み終えた後、

パッと6歳児の目の前に広げた手のひらを見せて、

 

「これは?」

 

と言うと、

 

・・・(←脳が動いてる感!)

「オコサオコサウラパン!」

 

となり、またしても『学び』が迸り、

バシュッ!と返り血を浴びた気分でした。

 

新しい『概念』が、

『楽しさ』に乗って、

子供の脳に吸い込まれていった感じ。

 

子供って面白い。

子供に限らず、

人が何か『新しいもの』に触れた時、

 

『理解』をしようという脳の働きが起き、

 

その時どうやって『理解』するかと言うと、

既に脳の中に存在するなんらかの『概念(犬=4本足、とか)照合して、

 

まずどこに『カテゴリー分け』できるのか、

それを判断しようとするんだろうなと。

 

完全にカテゴリーにハマらなくても、

 

『このカテゴリーに近い』とか、

『この2つの概念を半分ずつ持ってる』とか、

 

そういう理解の方法なのかな。

 

その拠り所となる『既存の概念』を

ほとんど持たない子供には、

 

理解できないこと、

理解するのに時間がかかることがあり、

 

逆に、

手持ちの概念がないからこそ、

子供のほうが『理解』できることがある。

 

『理解』という概念を、

そもそも超越するのかもしれない。

 

人が『面白い』と笑う時、

そこには必ず、

既存の概念との『ズレ』が必要で、

 

その手持ちの概念が少ない、

でも持ち始めた子供が最初に笑うのが、

 

トイレ系のネタだったりするのと、

同じ仕組みなんだろうな。

 

そして、

『学ぶ』

『新しいことを知る』って、

 

とても純粋な『喜び』だよな~と、

遠い昔のことも思い出しました。

 

中学生の時、

机に向かって確かテスト勉強をしていて、

ある日ふと気づいたのを覚えているんです。

 

なんの教科を勉強している時だったか忘れましたが、

 

『いま私が、これを勉強して学び覚えるということは、

それまで知らなかったことを…知るということ。

それってもしや…

もの凄いことなのでは…?

この教科に限らず、中学の勉強に限らず、

高校も、大学も、

本で覚えることも全部!?

学んで知ることも、学ぶまでは知らなかったわけで、

それを学んだらもはや『違う人間』なのでは!?

同じ人間でも、少しずつ違う人間になっていくということでは!?

なんて壮大な話なんだ!!!』

 

とね、

ひとり、

勉強机に座って、

 

その降ってきた新しい『概念』の感動に

打ち震えたのを覚えているんですよ。

 

当時の私には、

それを言語化する力がなく、

親や友達に言っても

『???』

という顔をされたので、他言しませんでした。

 

点と点がつながり線になり、

絵になり、立体になり、

面ができて、動き、飛び。

 

息子たちの知識や興味が、どこへどう向かい、

どう羽ばたくのか、

楽しみです。

Piccalilly@Neutral

 

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