母に『呪い』をかけているのは父でもあった件

 

おはようございます。みゆきです。

 

しつこいですが、まだ母の話です。

 

 

両親の件が、私の中でいま『アツイ』ので、

立て続けに書かせてください。

いろいろと衝撃的なことがあったんです。

 

 

二槽式洗濯機に対する母のこだわりが異常。

 

私が実家にいる時から既に、

世には全自動洗濯機がありました。

それでも母はわざわざ二槽式を探して買っていました。

そもそも壊れるまで使い、

それでも壊れたら二槽式に買い換えていました。

 

そんな母の『いつもの洗濯』はというと、

 

お風呂の水を洗面器で洗濯機に入れ、

下着などを洗います。

それらをすすぐ前にまずは脱水にかけてかごに入れて置いておきます。

次に同じ水を使ってTシャツやパジャマなどを洗います。

同じく取り出して脱水して置いておいて、

最後にその水で靴下を洗い、

水を捨てます。

 

そして下着類を洗濯機に戻し、

水道から出した水ですすぎ、脱水。

その水を使いまわしてTシャツ、靴下の順にすすいで脱水して

やっと一度の洗濯が完了です。

 

 

下着と靴下を一緒に洗いたくない気持ちは

まぁ、そういう人もいるだろうなと思うものの、

なんか手間とステップが多すぎると思うものの、

本人がそのやり方がいいならまぁ仕方ないか、という感じなんですがね、

 

父のこの発言に姉とふたり猛抗議。

 

 

10年以上前の脳梗塞の後遺症もあり

たどたどしい父の言葉。

 

「やっぱ、全自動は、ダメだね。」

 

 

ああ?????

お父さんが洗濯するの?

しないでしょ?

しないんでしょ???

だったら言っちゃダメだよ、そんなこと。

あり得ない。

あり得ないよ、お父さん。

自分がやりもしないのにそんなこと言うのはダメだよ。

だったら自分でやりなよ。

洗濯くらいできるでしょ?

やりなよ!!!

そんなことお母さんに言ったら許さないから!!!

 

 

「掃除機はやっぱ嫌だね。」

 

数年前に父がこう言ったときにも

猛抗議しましたが、

娘が言ったことなんてやっぱり響かないですよね。

 

 

母の『便利怖い・快適怖い』の呪いは、

父からもかけられていたんですよ。

 

母はおそらく、

『何も知らない、何もできないお嬢さん』

になりたかったのだろうと思います。

きっとそれが、彼女の時代の『幸福な女性像』だったんでしょう。

 

男性の言うがままに従い、

守ってもらい、何も知らない少女のままに生きていけるのが

母の描く『幸福な女性』。

でも現実は全然違い、愚痴が湧き出てくる。

でも理想像は簡単には崩せない。

 

働かなければいけない女性は『かわいそう』だった時代。

 

はぁ~・・・

恐ろしい。

 

『置かれた場所で咲く』ってこういうことで、

それでも耐え、笑えということで、

酷だとしか。

 

いやいやもちろん、『置かれた場所で咲く』精神も

少しは必要だと思うけど、

行き過ぎるとちょっと精神を病みそうです。

 

 

手つかずの新品のお箸やタオルを溜めながら、

使い終わった割り箸を捨てられない母。

 

何度も洗って使い、更に洗い、

洗剤を使わずにお湯で洗うがために、

黒ずんだ割りばしの束。

 

姉とふたり、

そんな割りばし的なものを家じゅうで見つけは捨て、

 

置かれた場所で咲こうと、

足るを知ろうと、耐え忍ぶ美徳も一緒に

捨ててあげられたらいいけど、

こればかりは自分で少しずつ置いていくしかないわけです。

 

 

一方の子供たち。

 

東京ではできない、

ただただひたすらに庭の土を掘り返すという遊びを

ふたりで延々とやっていました。

 

東京の我が家には掘り返せる土は無いし、

公園やキャンプ場では掘り返したら怒られるし、

掘り返せる場所を求めていたのかい、

と思うほどに、

ふたりでただただ掘り返していたら、

実家の庭は穴だらけになりました。

 

スコップで子供たちと庭の穴を埋め平らにならしながら、

コロナだからと訪問を避けていたけど、

両親はむしろコロナ以外で病気になりそうなので、

しばらくは頻繁に通うことになりそうだなと思った、

春の帰省でした。

 

 

 

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