結局、マミートラックですか?~保育園落ちた...どうする日本? ~"働きたいママ"を救うには~を観た感想

 

こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。

息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。

 

ガイアの夜明け(2016/5/10放送)保育園落ちた...どうする日本? ~"働きたいママ"を救うには~

観ました。

 

『どんなもんかいな、どうくるか』と思って観ました。

結果、まぁ、想像の範囲内という感じですかね。

内容を簡単に言うと、下記のような感じです。

①どこの保育園も保育士不足で、保育士争奪戦がし烈

②保育園に預けなくても女性が働ける仕組み

→キッズスペースで子供を預かってもらう間、隣に併設されたオフィススペースで

パートタイムで働く

※保育園ではなく託児所なので、オムツ替えや食事は親が行う

③事業保育所を複数の会社でまとめて設置する

→②と同じ仕組みで、オフィススペースの隣で子供を預かってもらう

企業はデスク単位で借り上げることで、自社の育休明け社員にそこで働いてもらう

 

中でも私がなんだか引っかかったのは、②③の部分。

確かに新しい試みです。

一見希望の兆しにも思えます。

だけどなにかがおかしい気がする。

時と場合によるんだと思うんですが、要するに、こう思いました。

 

「ああ、結局マミートラックね。」

 

マミートラックとは・・・

子どもを持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立はできるものの、

昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのこと。

 

つまり、誰でもできる仕事をやらせて、育児と両立させてあげる代わりに、

安い給料で使い捨てされる(可能性が高い)、ということです。

これでは、たとえば子供が中学生になって手を離れたので、

またバリバリ働いて昇進して・・・なんてことはできないわけです。

 

いま私は一応、名目上は、いわゆるマミートラックには入っていないと思っています。
(上司や会社からの受け取られ方は未知数ですが。。)

 

なので仕事はもちろん大変な分、昇進や昇給の対象にもなっています。
(実際つい最近昇進していただきました。)

そして状況さえ許せば、マネージャー・クラスへの昇進も、一応は可能な状況です。

 

そんな私は、②や③のような状況では仕事になりません。

会議もたくさんあるし、お客さんのところへ行くことも多いです。

そんな中でオムツ替えで呼ばれるのは無理があります。

そのため必然的に、②③で働く女性がやる仕事は、

テレアポや入力業務など、『誰でもできる仕事』です。

 

もちろんその『誰でもできる仕事』も、誰かがやらなければならない仕事なので

それを軽視しているわけではないのですし、

極論を言うと、ほとんどの仕事は誰にでもできるんですが、

【子供がいて、働きたいけど保育園に入れなくて働けない女性】がする仕事は、

【融通が利く代わりに、誰でもできる仕事】

そんな認識が、世の中に浸透することに疑問を感じているだけです。

 

②や③のような取り組みが、さも斬新で世の中の役に立つシステム、という風な伝えられ方をすると、

世の夫も妻も、そういうもんだと思ってしまうんです。

 

でも、本来は違うと思うんです。

 

妻が、子育ての負担にならない程度に働きたい。

こう思うのはなぜでしょうか。

 

子育ての負担が妻に偏っているからです。

社会の潮流の変化の歪み、そのしわ寄せが、すべて妻に偏っているからです。

いまのアンバランスな社会は、ある意味、妻が無理をしてがんばることで支えられています。

そうするしか方法がないから、妻も無理をしてがんばるしかありません。

でも子育てや家事の負担が、もっと夫や別のシステムに分散すれば、

結婚前と同じ仕事をしたい妻が、マミートラックへ追いやられる必要はなくなるんです。

 

その事実を知らずに、こういうテレビ番組を見て関心している人ばかりになると、

女性の社会進出なんて名ばかりの社会のままです。

結局は男性が主要なポストにつき、社会の仕組むを作り、ルールを決めて、

女子供は保護、扶養の対象です。

 

別に働きたくないし、養ってもらって自由や発言権が無いことに不満も感じないし、

むしろそのほうが楽で良い、という人は否定しません。

それは本人の自由です。

 

ですがそれが、普通に働きたい女性の進出を阻んでいることも事実です。

それに、働きたくない男性の自由も、邪魔しています。

つまり、性別で役割分担するのは、もう止めませんか?ということ。

 

仕事は夫(男性)、子育てと家事は妻(女性)っていう前提、止めませんか?

育休半年ずつとって、一緒に子育てして、同じくらい仕事をがんばる、

それをもう少しやりやすくしてくれませんか?

 

夫も妻も、毎日17時に仕事を終えて子供を迎えにいって、

一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、

妻が残業しなきゃいけない日に夫が簡単に早く帰る、

それってそんなに難しいことですかね??

 

・・・・・妻がこんなことを思う我が家は、夫にとっては大変なのかもしれません。

休日出勤や深夜残業が続くような仕事は辞めていいと言っています。

 

でもでも、そのほうがきっと家族は幸せになる。

仕事なんて結局なにもしてくれない。

いまいちばん大変なときに助け合わずに、いつ助け合うのか。

何のために結婚したのか。

 

【夫婦は子育ての戦友】なんですぞ。

ひとりでがんばるには、限界があります。

だって子育てって、すっげー重労働です。

仕事と子育て両方やるって、すっげー大変じゃありません?

ハゲタカ!@Neutral

 

にほんブログ村テーマ ワーキングマザーへ
ワーキングマザー

↓のバナーをクリックいただけると、ポイントが入ります。

いつも応援クリックありがとうございます。更新の励みになります!

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ  

Twitterでフォローしよう

RECOMMEND