子供向けアニメ、いや、物語全般の話か。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

長男が2歳とか?それくらいからでしょうか。

いわゆる『男の子向けアニメ』を見続けて早5年です。

元々私には男兄弟がいないので、

ほとんど初めての『男の子向けアニメ』の世界です。

 

もちろん、子供たちが見るのは『男の子向けアニメ』だけではありませんが。

 

少し前、人がアニメから受ける影響について書きました。

 

私が気になるのは、

子供向けアニメが『戦い』ばかりであることです。

 

人気があるものが残っているから『必然』なのだと

思う方もいるかと思うんですが、

じゃあなんで、『戦いもの』が人気が出るのか。

 

これは子供も大人も同じなんですが、

人を感動させたり、引き付けたり、自己投影させたり、

共感させたりするものには必ず、共通点があります。

 

とにかく物語を消費し続けてもらうためには、

人を引きつけ続けなければいけません。

特に子供向けアニメは、オモチャ産業や教育事業など、

他のビジネスとも密接に結びついているため、

長期間子供をひきつけ続ける必要があります。

 

人を引きつける物語には必ず、『目的』と『障害』があります。

 

『目的』が『障害』によって阻まれる、その瞬間に

『葛藤』が生じます。

 

人の心は大人もみんな、『葛藤』にもっとも感情を動かされる生き物です。

 

『葛藤』の回りにいろいろと肉付けされながら進行する話が、

物語のひとつの種類だとも言えます。

 

これは、私が全著作を読んでいる舞台作家・演出家の

鴻上尚史氏が言っていたことで、

なるほどなと、膝を打ちました。

 

『葛藤』の中でいちばん安易で簡単なのが、『戦い』です。

明確な敵である地球を征服しようとする悪役がいて(=『障害』)

諦めずに勇敢に戦う正義の味方がいて、

地球を守ることが『目的』です。

 

戦いには必ず『葛藤』が生まれるので、

戦いはよく物語の中で扱われることになります。

戦隊ものもポケモンも、

シリーズものとして続いていくためには、

戦いは便利なんでしょうね。

 

「ポケモンかわいいね~」

だけでは長期間人々をひきつけ続けることはできないんでしょうか。

 

ポケモンを題材に考えてみると・・・

 

おそらく『サトシのポケモンマスターへの道』が

主軸というやつでしょうか。

それぞれのキャラクターにまつわるドラマを通じて

個々のキャラクターに対する愛着を育んで、

そんでやっぱり『葛藤』は、

『ポケモンバトル』の回りで起こっている気がします。

 

別にね、『戦い』自体が『悪い』と一概に言っているわけではないんです。

ただ、そういうアニメが多いな、と思うだけです。

 

例えばただの一例ですが、

宮崎駿さんのアニメって、相当に国民的ですよね。

ものすごいたくさんの老若男女を、感動させる物語を作る人だと思うんです。

 

でもよく考えると、単純な『戦い』を描いているばかりではないんです。

(ラピュタなどは『戦い』が主軸だと思いますが)

 

例えばトトロ。

後半になってやっと出てくる葛藤が

『迷子になるメイちゃん』でしょうか。

 

いまのいま現在、すぐに子供たちの見るコンテンツを規制するつもりはないのですが、

ふと考えてみると、特に男の子の周りには、

身体的な戦いを安易に用いるコンテンツが多いよな~とね、思うわけです。

それがどんな影響を持っているのか、そこは複雑になるので

おいそれと分析できるものではないと思うのですが。

 

でもたまにふと漠然と不安を感じて、

つい『おさるのジョージ』で中和したくなります。

あれはあれで、動物や猿に対してどうなんだ、という声もあるので

必ずしもパーフェクトではないと思うのですが、

少なくとも、微笑ましいアクシデントを知恵で解決する葛藤を描いています。

 

でもやっぱり、

いわゆる『男の子向けアニメ』『女の子向けアニメ』が

それぞれ『目的』として設定するものが、

子供に影響を持つような気はします。

 

『男の子向け』

目的:強くなる

障害:敵

 

『女の子向け』(あんまり詳しくないのでわかりませんが、プリキュア?)

目的:かわいくなる、みんなが幸せになる

障害:敵

 

アニメの影響が全てではないので、

あくまで傾向の話ですが、

子供の見るコンテンツをどうしても目にする機会が多いので、

つい考えてしまいます・・・

 

 

 

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