三世代カルチャーギャップ 「私は嫁いだんだもの!」

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

先日の三連休、私の両親の家に泊まりで遊びに行きました。

息子たちはばーちゃんじーちゃんに甘えまくり、

私の姉も一緒だったので私は比較的ゆっくりできました。

父は78歳、母は73歳

『世代』や『時代』を感じた場面がたくさんありました。

 

父は一度脳梗塞で倒れて以来、

右半身に少し麻痺が残っています。

加えて認知症も始まってきていて、

杖を突いて歩き、手元もおぼつかない状態です。

とはいえ日常のことは自分でできるし、

孫と話し、ひとりでトイレやお風呂に入っています。

 

たまにしか会わない娘だからなのか、

世代の問題なのかわかりませんが、

姉と話すのは・・・

 

お母さん、世話焼きすぎ。

ストーブの灯油が切れて、父が灯油を入れに行こうとすると、

 

「いいから、私やるから。」

 

と取り上げ、

3食とも、

炬燵に座る父の前にお箸まで全部揃えて出し、

父の履こうとする靴を揃えてあげます。

 

「それくらい自分でやらせたら?」

娘たちは言うんですが、

 

「失敗されて片付けるのも嫌だし。」

 

まあ、その気持ちもわかるけどね。

 

そして、こう言います。

「私が先に死んだら、お父さんはひとりでは暮らせないよ。」

 

うーん・・・

『なんでもやってあげちゃうから、何もできなくなるのでは?』

と思うものの、

普段毎日一緒に暮らしているわけではない私が、

どこまで言うべきかわかりません。

 

何が『良い』かなんて簡単には言えないけど、

でもやっぱり私は、

息子たちはひとりで自分の世話をできるように育てないとな、

とは思いましたし、

夫は既に、私なんぞいなくても、

自分の世話どころか、

子供たちの世話までひとりでできてしまうと思います。

万が一私が死んでも、彼ひとりで充分育てていけると思います。

 

姉からの又聞きなんですが、

両親と姉の3人で、

父の両親(私にとっての父方の祖父母)のお墓参りに行った際、

父がお墓の回りを掃除し始めたそうです。

 

それを見た母、

 

「やめてやめて、私がやる。」

 

そして姉、

「別にいいじゃん掃除くらいさせれば。」

 

それに母は、こう返したとか。

 

「だって私、〇〇(父の姓)に嫁いだんだもん。」

 

う・・・うひょー・・・

 

そう来ましたか。

 

結婚で女性の姓が変わることを、

『女の覚悟の問題』と言った人のことを思い出し、

この時代の『教育』のことを思いました。

 

その時代に生まれていなかった私は正確なことは知りませんが、

『良妻賢母』教育が徹底していたとか。

 

男性を立て、敬い、お世話を焼き、

3歩下がって後ろに使え、

文句を言わず耐え忍び、

子供と夫を最優先とし、

夫の夢を陰で応援する、

良き妻、賢き母。

 

今でも覚えているんです。

ずっと昔、いつだったか、多分私が高校生とか。

父の文句を言う母の愚痴を聞いていて、

私は母に聞きました。

 

「お父さんにどうして欲しいの?」

 

その答え、いま考えてもぞっとするというか、

私の想像の範囲外でした。

 

「私のことを大きな胸と腕で包んで、守って欲しい。」

50代の母は、こう答えました。

女性が『自立する』なんて、

可能性も選択肢もあり得ない、

あったとしても変わり者と言われるような、

そんな時代だったんだなと、

思いました。

 

たくさんの選択肢がある中で自ら、

男性との共依存関係を選んだのなら良いと思いますが、

きっと母の時代はそういうことではなかったんだろうな。

 

私にとっての『結婚』は、

自立するふたりの大人が、

生活や人生を共に過ごし、

より楽しく、よりラクに、より有意義に過ごすための仕組み、

たくさんあるその仕組みのうちのひとつです。

 

その結婚という仕組み自体にもまだ、

私には『課題』と感じられることもあります。

 

でもそれも、『時代』が私にそう思わせているわけです。

母と違うのは、

少し母よりも私の時代のほうが、

『選択肢』があるということ、なのか。

 

私は次女だからか、母の愚痴を聞く機会は少なかったのですが、

姉にはしばらくの間、夜な夜な泣きながら愚痴っていたとか。

 

パパとお風呂に入り、

パパにご飯を作ってもらい、

パパと保育園に行く日常を過ごす子供たちと、

 

三世代の週末でした。

 

たまには愚痴ってもいいよね♪

子供と一緒にしたいこと!

パパの育児

 

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