おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
近所の図書館で子供の図書カードを作ると、絵本が入るB4くらいのサイズの、本用のバッグをくれます。
ペラペラのものではなく、折れないように芯も入っていて、自治体っぽい絵が描いてあるバッグです。
それを持っていると、図書館へ行くのだな、というのがわかる人にはわかります。
私や夫の本も、返却予定の物はいつもそのバッグへ入れておきます。
先日、そのバッグを持ってマンションのエレベーターに乗っていたら、乗り合わせた同じ階の人に言われました。
「図書館ですか?」
「はい」
「でも図書館、遠いですよね。あんな遠くまで行くんですか?」
「え???すぐ近くにありますよ???」
そこで1階へ着いてしまい、ではでは~・・・となったのです。
都市部の図書館は、ひとつふたつ大きな図書館があるだけで、
残りの別館が、辺鄙な自治体の建物の、5階や6階、というところにあると思います。
でもそれはやっぱり、わざわざ調べないとわからないことだと思います。
そして昨今の図書館は、足を運んで本棚の間を歩き回って本を探す必要はありません。
Webで予約して、最寄りの図書館で受け取るだけです。
地域内の図書館から回送されてきます。
返却も、最寄りの図書館へ返すだけです。
また別の時の休日、長男のお友達に偶然会った時のこと。
「これから図書館に行くの!」
と言う長男に、お友達はこう言いました。
「図書館、どこにあるの?オレ行ったことない」
その時私たちは、図書館の入ったビルの目の前にいたので、ここの〇階だよ、と長男が言っていました。
本が、何にも勝る、唯一のものである、とは言いません。
映画、公園遊び、旅行、買い物、テレビ、遊園地、動物園・・・
子供の娯楽は数多くあり、『良い経験』も数え切れません。
でも私はいつも、行き詰まった時、モヤモヤが晴れない時、突破口が欲しい時、
いつもいつもいつも、いつも、本に助けられてきました。
実際に直接話を聞ける人の数は限られていて、ウェブの情報では足りなくて、
結局いつも、たくさんの本の情報をつなげて、組み合わせて、それらを使って、現状と理想の間で折り合いをつけてきました。
何にも行き詰まっていなくて意気揚々の時にも、本が適度なネガティビティをくれて、居丈高な心を見直す機会となります。
図書館の起源は古すぎて、実際のところはよくわかっていないそうです。
紀元前のエジプトに図書館らしきものがあったとか。
誰でも使える図書館という概念は、1850年ころにアメリカやイギリスで起こり、世界に広まったそうです。
日本語だけに限っても、出版されている本の数は途方もなく天文学的な数字で、
一生の本を読める時間はごくわずかで、だから読める本はとても限られています。
厳選した本をできるだけたくさん読みたいとき、図書館という存在はすごくありがたい存在です。
読みたい本をすべて買っていたらお金がかかって仕方がないし、仕舞う場所もありません。
ネットのキュレーションサイトよりもときに、
紙の上でキュレーションされた情報のほうが、役に立ったり、自分の琴線を震わせてくれたりすると、私は思います。
だから私は、絵本も常に図書館で予約して、子供を連れて毎週のように図書館へ行きます。
最近「なるほどね」と思わされた絵本がこれです。
友人がブログで勧めていて借りてみました。
最初自分だけで見てみたとき、『これはむしろ大人向け?』と感じました。
しかし子供たちに読んで聞かせると、
ひとつひとつの言葉の響きの面白さや、絵の面白さに、普通に喰いついて、キャッキャしながら読んでいました。
「それしかないわけないでしょう」
って、口に出して言ってみてください。
なんか、口触りが良いというか、耳触りが良いというか、言いたくなる語呂です。
5歳長男も、ふと
「それしかないわけないでしょう!」
と言うようになりましたwww
あとはこれも。ゆっくり、読み聞かせたくなる本です。
絵本であっても、言葉選び、並べ方、書き方(漢字/ひらがな/カタカナなど)、
改行の仕方にしても、無限にある組み合わせの中の、もっともよいと思われる組み合わせを選び取っているわけです。
人が『思考』するとき、言葉は必須です。
人はイメージだけでは、『思考』『深く理解』『心から納得』することはできません。
そこには必ず、言葉が必要です。
物事の本質、そして自分の感情に、より近寄れる語彙を、より正確な順番で並べることができることは、健康な心を保つことに役に立つと、私は思っています。
・・・にしても絵本は高いので、好きな絵本は何度も借りては返して、また借りて、まるで持っている気分ですwww
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。