求む『大人のための性教育』~何かと取り残されがちな私達

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

中学生の時、生まれてはじめて路上で性被害にあいました。

親からは「気をつけなさい」という曖昧なことしか教わっていなくて、

そんな人がいるということも知らなくて、

最終的に『私が悪いのだ』と思いました。

 

親にはそのことはもちろん言えなかったし、

自分がひどく汚れてしまったような気持ちもしたし、

自分をもっと粗末に扱うべきだと思うようになったし、

とにかくすごく嫌な気持ちでした。

 

性被害って独特のダメージですよね。

勝手に自分を『モノ化』されて、

強制的に性的に消費されるって、

本当に心が痛いし、傷も深くなかなか治りません。

 

高校生の時には、初めて自分から彼氏に別れを告げました。

でも『別れの作法』も知らず、

どんな言葉で告げるべきかわからず、

漫画で見たような手順を踏んだだけでした。

しっくり来ないまま、心もついていかないまま、

『付き合う』が終わりました。

 

 

若者や子供のための『性教育』が少しずつ盛り上がっていると感じます。

特に若い女性のための知識や情報は充実しつつありますね。

すごくいいことだと思います。

 

例えば男女問わず性被害にあった時、

『悪いのはあなたではない』

それを知っているのといないのとでは、

大きな大きな違いがあると思います。

 

私も、『性教育』というとまだ、

セックスのことばかり思いついてしまい

居心地が悪くなるような世代ですが、

本来はたくさんある要素の中のひとつがセックスというだけのこと。

 

私たち世代は、

なんなら自分たちの体の仕組みすらよく知らないままに

ここまで大きく、そして年をとってしまったようです。

 

 

created by Rinker
KADOKAWA
¥1,430 (2024/04/23 16:30:26時点 Amazon調べ-詳細)

 

読まなきゃとずっと思っていて、やっと読みました。

うん、多分、親なら必読だと思います。

 

 

そしてやはり想像していたとおり、

子供への性教育は、基本的には同性の親が担うほうがいいとのこと。

 

我が家は息子二人です。

 

夫に読んで欲しいと渡しました。

そして想像通りの反応。

 

「別に勝手にわかることなんじゃないの?

俺だって性教育なんて受けてないし。」

 

 

この本の中に、まんま書かれていた、

代表的な私達世代の父親の反応でした。

あまりにも教科書どおり。

 

『いまのままでなんの問題もない』と思っている、

いま40代以上の男性。

 

『いまのままではすごく嫌だ』と思っている、

女性たち(もちろんそう思っている男性もいると思います)。

 

今の自分たち世代の性に関する知識や価値観を

そのまま次世代に受け継いでも『問題ない』と思っているか、

『受け継ぎたくない』と思っているか。

ここに、この隔たりにまさに、『問題』が渦を巻いています。

 

精子と卵子の話を、

男女分けていかにも秘め事、そしてやましいことのように教えられてきた、

私達世代。

 

もちろんね、もっともっと時代の犠牲になった世代はあると思いますが、

私達世代の『取り残され感』もなかなかのものだと

思いませんか。

 

今の若者や子供たちへの性教育は、もうホント学校で教えるレベルで

どんどんやってほしいです。

本やYoutubeなどでもたくさん出てきましたが、

もっともっと裾野を広げてほしいです。

 

そしてどこかで、

既に凝り固まった私達世代のための情報や

本とかYoutubeとかにも、

出会えたらいいな~、なんて。

 

ちょっと『お金』とも似ているような気がします。

 

普遍的で中立な『正しい』知識や仕組みを知らないまま、

いろんな偏見に満ちた情報に翻弄されながら、

貨幣社会で生きていくしかなくて、

結局みんなよくわからないまま、独自の方法でお金と付き合い、

最終的にうまく扱えないままお金に困る人もたくさんいて、

公平ではないですよね。

 

それと同じで、

利害や偏見を含まない情報や知識がないままに、

社会や性や生や男女が思うがままに暮らして、

ガチャで運任せに与えられた生まれや体によって、

嫌な思いをしたり、しなかったり。

 

人類はやっぱり、『進歩』しているのか。

それを進歩と呼ぶのかはわかりませんが、

私は息子たちにはちゃんと教えていきたいです。

 

 

 

 

40代の今想う事語れる事

性教育

オススメ本

 

↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。

更新の励みにさせていただきます。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

いつも応援いただき、本当にありがとうございます。

本当は不安でたまりません。

 

 

Twitterでフォローしよう

RECOMMEND