「男でも校長先生になれるの?」長男に聞かれました。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と4歳の息子ふたりを育てています。

 

小学校1年生の長男。

たまたまなんですが、次男も通っている保育園は、

園長先生が女性。

新しく園長先生が替わっても女性。

担任の保育士さんは男性が約半数。

 

小学校の担任の先生は女性。

学校の校長先生が女性です。

 

たまたま長男に聞いていました。

「担任の先生ってどんな先生?校長先生ってどんな先生?

きびしいの?よく話すの?」って。

 

そうしたら長男が言いました。

 

「ねえ、男でも校長先生ってなれるの?」

 

真っ先にドイツで同じような質問をした男の子のことを思い出しました。

 

『男でも首相になれるのかな?』

『男でも校長先生になれるのかな?』

 

社会は変わってきたなと、まだ足りないですが変わってきたなと、

思いました。

先人の女性たちが頑張ってくれたおかげで、

男の子たちがこんな疑問を持つまでになったんだなって。

 

また別で、女子サッカー選手と男の子たちが話す動画を見ました。

 

「顔が男みたいだ。」

「女がサッカーするなんて弱そう。」

 

子供の正直な言葉に、

女子サッカー選手が丁寧に戸惑うことなく答えていました。

慣れているんでしょうね、きっと。

 

子供は、というか人は、『カテゴリー』をとっかかりに

物事を理解しようとします。

そのわかりやすいカテゴリーのひとつが性別なので、

だから子供は性別のことを話し始めるのだと思います。

 

4歳、5歳ころでしょうか。

女の子と男の子の違いを理解し始め、

自分の回りの人たちを理解し始める時、

『女の子/男の子』というカテゴリーをとっかかりにします。

 

『htmlとは何か。』

それを理解するときに、

『言語』というカテゴリーに入れると理解しやすいように、

とにかく人はカテゴリー分けすることで物事を知ります。

 

そんな時に、

『上』の立場にいる人がほとんど男性だったら、

出席番号が必ず男子が先だったら、

女子サッカーがテレビで放送していなかったら、

母親が父親に敬語を使っていたら、

 

当然子供は、人は、

『男=偉い、強い、上位』

『女=弱い、下位』

となんとなく思うんじゃないでしょうか。

 

私は少なくともそう思って来て、

いまだにその呪縛から完全には自由になれていません。

男性と女性は、当然体が違います。

男性は子供が産めないし、女性は母乳が出ます。

一般的に大多数は異性に惹かれます。

 

その物理的な違いと、

『社会的な役割』や優劣、上下関係が結びつくことが問題なのであって、

それによる弊害はあらゆるところに巣くっています。

 

でもいろんな女性、男性が頑張ってきたお陰で、

私が子供のころに見ていた社会と、

いま息子たちが見ている社会が、

少しずつ変わってきていると思いました。

 

この本も買いました。

 

きっとこんな本も、

30年前には出版すらされなかったと思います。

 

人類は寿命が長く代替わりが遅いので、

変化はあくまでゆっくりですが、

とはいえ変化しているのだなと。

 

「男と男が結婚することもある。」

 

そう教えたら息子たちは、

 

「へー。そうなんだ。」

 

と、抵抗なく受け入れました。

 

子供ってとにかく、抵抗する材料となる概念や知識を持っていないので、

あるがままをそのままに受け入れて、

それを知識として蓄えていくんですよね。

 

そんな時に、

 

「男のくせに泣くな。」

 

と叱ったらどうなるか、

 

「女は愛嬌。」

 

と言ったらどうなるか。

 

「男でも校長先生になれるよ。

たまたま、あなたの学校の校長先生は女の人だったみたいだね。」

 

長男にそう答えたら頷いていました。

スポンジのように私の言うことを吸い上げる子供たちが、

幸福に生きられるようにするためには。

 

親にできることは限られているし、

その答えに際限はないのですが、

諦めるわけにはいかないです。

 

 

子供は小学生

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