おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
5歳と3歳の息子ふたりを育てながら、共働きの日々について書いています。
少し前の話ですが、姉と母、そして私の3人で、ミュージカルを見に行きました。
姉の発案でした。
駅で待ち合わせをして、
3人で電車に乗るのも久しぶりなら、
3人で食事をするのも久しぶり。
3人でミュージカルなんて初めてでした。
小さい頃は、いつだって3人、という時期が結構あったのに。
私が記憶がないほどに小さいころ、
ほとんど家にいなかった父に対して、
ご飯づくりをボイコットした母の話は何度も聞きました。
3人で、デパートの上の階にあるレストランで食事をしました。
「お母さん、楽しいわ~。」
と母が笑っていて、
「よかった。」
と姉と私。
ミュージカルは、CATSを見ました。
姉が何ヶ月も前に予約してくれていました。
私も姉も舞台は、大好きな鴻上尚史さんという演出家さんのものだけを見ます。
昔ふたりでカナダを旅行した際にも舞台はいくつか見ました。
劇団四季の舞台を見るのは、みんな初めてでした。
ミュージカルの感想としては、
とても楽しかったです。
猫を飼っている人は特に、猫の動きのコピー具合に目が留まると思います。
人が普通に四つん這いで歩くのとは違う、
猫っぽい足の運びが素敵でした。
特に前足の、差し出し方?
いろんなキャラクターの猫が出てきて、
なんとなくひとつの話の筋があって、
最後のクライマックスに驚いたんです、アタシ。
最後は全員(30人/匹くらい?)で大合唱するんです。
歌の上手い男女が、大合唱です。
大音量で何を歌う?最後に?と思ったらね、
♪わすれては~ならぬ~♪
♪ネコは~♪
♪イヌに~♪
♪あらず~♪
え・・・・・え~っっっっっ!?
猫は、犬にあらず。
座っていたイスが小刻みに揺れました。
見ると横で、姉が声を殺して笑っています。
猫は犬ではない。
約2時間のミュージカルの最後のメッセージ。
猫は犬ではない。
すごくないですか?
こういうね、
結局最終的に、特にありがたいことは何も言っていない、
という作品て、
究極のエンターテイメントだと思うんです。
ミュージカルでも、舞台でも、本でも、映画でも、
大体そこには、作者の人の何かしらのメッセージが込められているものが多いと思うんです。
でもCATSには、
『猫は犬ではない。』
という、
おそらくつまりは、
猫っていいでしょ?
みたいな、そんなメッセージしかないんです。
その上で、あれだけの観客を感動させたり、年中講演していても毎回席が埋まったり、
それってものすごいことだと思うんです。
聞くところによると、リピーターも多いんだとか。
そんな私も、
今度は夫とCATSを見に行こうと思っています。
良い席で見ようと思うと、かなり前に予約しないといけません。
でも、ひとりひとりの猫さんの動きが細かいので、
できるだけ真ん中くらいでちゃんと見たほうが良いので、
数ヶ月先の予約をしようと思います。
夫とふたりで食事、飲みに行ったりすることは今でもたま~にあるけど、
ミュージカルなんて・・・
初めて、かな。
付き合ってる時のデートでも行っていません。
『人生は壮大な暇つぶしである。』
と言ったのは誰なのか、調べたけどよくわかりませんでした。
でもときどき思い出すフレーズです。
CATSを見た時も思いました。
なんて贅沢な『暇つぶし』だろうって。
きっと何か悩みがあって、そのことを考えずにいられない時でも、
CATSを見たら心を持って行かれると思います。
無心でダンスを見て、歌声を聞く瞬間が必ずあります。
そして最後のクライマックスで、
♪ネコは~イヌに~あらず~♪
とあんなにきれいな声で大音量で歌われたら、
『問題は何も解決してないけど、
とりあえず楽しかったな。』
なんて思うんだろうな、って。
エンターテインメントって、そういうことなのかな、って。
夫はきっと見たら、
うちの猫のことを話すと思います。
うちの子も、もう8歳。
私も夫も子供たちも、音もなく移動する小さな生き物がいる前提で、
常に足元に気をつける、ということが日常です。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。