おはようございます。みゆきです。
9歳と7歳の息子ふたりを育てています。
息子ふたり育てていますと、
世の中の若者や男性を『そういう目』で見ます。
どう育てたらああなるんだろう。
それはいい意味でも、
悪い意味でも。
5年ほど前まで勤めていた会社での話。
新卒採用をしない外資系。
入社する人は全員中途採用です。
10年も勤めれば古株。
2年、3年でどんどんと人が入れ替わっていく会社でした。
私のいた部署に入ってきたAクン。
当時30歳くらいでした。
よく覚えていませんが、確かそれなりの大学を出ていたはず。
英語はできなかったけど、第一印象は
『今時じゃない感じの、ごく普通の青年』
しかし話してみるとAクン、
妙に自分に自信のある方でした。
別に普通に仕事もできるのですが、
あくまで普通。
取り立てて目立つ成績だったわけでもなく、
でもデキナイ人でもなく、
あくまで普通。
それなのに、自己評価が高い高い。
大変失礼なのですが外見は、
一般的に言うとモサいというか、
ちょっと今時じゃない感じでした。
その上で、
仕事のことも
プライベート(女の子)のことも、
とにかくとにかく異様に自己評価が高い。
「俺くらい仕事してたら
今の給料じゃやってられない。」
(まだ入社してちょっとしか経ってないけどね・・・)
「ちょっとご飯食べに行ってた女の子いたんですけど
僕のタイプじゃなくて(笑)」
(向こうもそう思ってたりして・・・)
でもまぁ、意地悪したりする人でもなかったので、
別にみんな普通に接していたんですね。
そうしましたらですね、
職場で暴言を吐き始めたんですね。
クライアントと電話で話していて、
電話を切った後に
アホだのバカだのクソだの〇ねだの。
あー・・・
これはちょっと社会人としてぇぇぇ・・・
とおじさんおばさんは思っていましたら、
案の定上司に呼び出されて、
30代にして言葉遣いを注意されるという。
でも別に私に害があったわけではないので、
好きでも嫌いでもなかったんですが、
ある時同僚の友人が言ったんです。
「何も考えずに息子を褒めて育てたら、
Aクンみたいになっちゃうよ(笑)」
え!!!???
ちょ・・・ちょっと・・・
えーーーーー!!!!
すごいやだ!!!
息子が彼みたいになったらと想像したら、
すごくいや!!!
絶対いや!!!
(すごく失礼)
仲のいい友人だったので、
彼女と一緒に
どうしたらAクンのようにならないか話しました。
当時はよくわからずじまいだったのですが、
この本に書いてありました。
ただただ『すごい』『えらい』『さすが』
と褒めていると、
子供の中にナルシズムを育てることになると。
じゃあどうしたらいいかと言うと、
具体的なポイントを褒めることだと。
「〇〇というところに気づいたのがいいね」
「ここにこの色を使うとはよく思いついたね」
「〇〇ができるようになったね」
「〇〇ができるまで頑張ったもんね」
これは褒めているというよりも、
親が自分をちゃんと見てくれているという安心感が主だと。
最大の推しである我が子。
ついついベタ褒めしがちですが、
そこは推しとは違う点なのか。
よく観察し、
具体的に褒めないと、
ナルシストになっちゃうよ!
って。
あー・・・いまだに思い出すAクン。
Aクンというより、
友人の「Aクンみたいになっちゃうよ」っていうのが印象的で、
折に触れて思い出します。
奥深し、子育て。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。