おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
先日私が『嫌な場面』を見てしまった公園で、今度は良いものを見ました。
それは、外国人の男性ふたりでした。
公園で海外の方を見るのは珍しくありませんが、
その男性ふたりは、ご友人でしょうか。
ふたりともそれぞれ、ベビーカーと小さなお子さんを連れて、公園で子供を遊ばせ、
しばらくするとふたり並んでベビーカーを押して公園を出て行きました。
こういう光景、実は珍しくありませんか?
女性(ママ)ふたりが、それぞれの子供を連れて遊ぶ、歩くことは珍しくありませんが、
男性(パパ)はあまり見かけません。
公園で遊ぶパパはもはや、珍しくありません。
そこにママの姿はあったり、なかったり。
パパひとりで子供を連れている人も、よく見るようになりました。
パパひとりで子供を病院に連れて行く人も、
パパひとりで子供とスーパーで買い物をする人も、
よく見かけるようになりました。
うちの夫も、よくやることです。
じゃあそれが、男性(パパ)の【育児参加】のゴールかと言うと、まだまだ先があるんだぞ、という話です。
もう何の本で読んだのかも忘れてしまったのですが、確か本で読んだ話です。
『大人の世界』と『子供の世界』というのが、あります。
『大人の世界』とは、
仕事や、
デパートなどの大人のための買い物、
友人と会うこと、
主に大人のための娯楽(映画や美術館、喫茶店での時間など)、
という感じでしょうか。
『子供の世界』は、
いわゆる子供中心の場所、時間です。
子供を持つパパ、ママは、その『大人の世界』と『子供の世界』を行き来したり、
境界線を曖昧にしたりします。
そして女性(ママ)は、『大人の世界』と『子供の世界』を、
子供を連れて行き来するのに対して、
日本人男性(パパ)は、『大人の世界』に子供を連れて行くことはあまりない、
と言われています。
自分が『子供の世界』へ入ってくることは、もう当然として受け入れている男性が多い中、
自分の『大人の世界』へ子供を連れて行くことは、まだ習慣にないというか、
思いつきもしないというか。
対してヨーロッパでは、パパが自分の友人に会いに行くのに子供を連れて行ったり、
喫茶店でひとりお茶をするパパの隣に子供がいたり、
自分の買い物に子供を同行させたり、ということが日常だそうです。
日本で例えばパパの用事に子供が同行する場合、そこには大抵の場合、ママもいると。
対してママの用事には、子供だけが同行していることが日常的にあると。
その違いは、微妙なようで大きいと。
『なるほどね』
と思っていたので、公園でその光景を見た時に、
「ほほ~ぅ・・・」
と思い、遠くからチラチラ拝見しました。
いやね、たとえばうちの夫も、いまなら次男ひとり連れて、ひとりで秋葉原の家電量販店(←夫の大好きな場所)へ行くと思いますが、
長男が赤ちゃんのころにそれができたかと言うと、それはやはり、できなかったわけで。
それこそ、日本の現状かな、と。
パパが育児をする(←『参加する』ではない)ことが普通である国では、
ひとり目の子が赤ちゃんのときに、
パパがひとりで『大人の世界』へ、子供を一緒に連れて行くことになるんですよね。
なんとなくのイメージですが、
石畳の屋外のカフェでコーヒーを飲む男性の横に、ベビーカーで寝る赤ちゃん、みたいな?
ヨーロッパを美化しすぎですかねwww
いま思うと懐かしいです。
長男が生後半年ころだったか。
始めて夫ひとりに預けて私が外出したこと。
どこへ行って何時間不在にしていたかも忘れてしまいましたが、確か1、2時間だったはず。
預けられるほうもオタオタしていましたが、
預ける私もなんだかオタオタしました。
帰ると、泣く長男を抱っこする夫が待っていて、
「もうずっと泣いてたよ~」
と言っていたこと。
私自身も、彼ひとりに預けることを不安に感じていたこと。
お互い待ちきれなかったかのように、
泣く長男を私の腕の中に戻したこと。
ゆっくりかもしれませんが、パパが子供を連れて『大人の世界』へ行くことは、自然と普通になって行く流れのようにも思います。
最近では、パパとお揃いやリンクコーデされた子供服、というコンセプトも見るようになりました。
ZARAでも少し前に『Daddy & Me』というシリーズを見ましたし、
私のお店『Neutral』で扱っている『Me & Henry』というブランドも、
『Him & Henry』という成人男性向けラインを作り始めました。
ファッションとか映画とか、テレビCMとかドラマとか漫画とか、
社会を作る要素の中でそういうものが占める割合って結構高いと思うので、
『男性×子供』という組み合わせがたくさん登場するだけで、
それだけで少しずつ流れって変わると思うので、良き事かと。
今日も長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。