大物を買いました。そしたら我が親の『子育ての方針』に気づきました。

 

あけましておめでとうございます。

ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

本年もまた、よろしくお願いいたします。

2019年が始まりましたね、あっという間に。

 

2018年は、私にとっては新しいチャレンジに溢れた年でした。

40年も生きていると、

「いつかやりたいな」

「時間ができたら、お金に余裕ができたらやりたいな」

と思っていることが、なにかしらあると思います。

 

人それぞれ、その内容は違うと思うのですが、私にとっては脱サラもそのひとつでした。

 

カメラもそのひとつでした。

 

そしてもうひとつ、これはでも当初は、自分というよりも姉に、かなりしつこく、しつこく言われていました。

自分ではそこまでではないと思っていたというか、もう少し先かな、と思っていたんですが、

12月の初めに姉からこんなLINEが来ました。

ピアノを買ったら、誕生日プレゼントとして1万円あげるよ、12/31までね。

という申し出です。

(姉はアメリカ暮らしが長く、しゃべるのは日本語ですが、書くのはほぼ英語です)

 

これを言われた当初は、若干、

「うーん・・・」

という感じでした。

 

余計なお世話、とまでは行かないものの、タイミングとしては私のタイミングではなかったので、正直、

「いま、じゃないんだけどなぁ・・・」

という感じかな。

 

しかしすぎに思い直したというか、こういう、なにかきっかけがなくて進んでいないこと、

あえて今進めなくても良いので脇に置いておいたこと、そういうことって、

逆に他人に言われたタイミングに乗っかってしまったほうがいいのかもな、

と思いなおし、断捨離しながら、オンラインで物色し始めました。

 

そして値動きを見極めながら、クーポンゲットしたりして、「えいや!」

3歳からオルガンを習い始めて、5歳ころ(記憶があやふやです)でピアノかエレクトーンを選ぶように言われて私はエレクトーンを選び、

18歳まで15年間習い続けました。

YAMAHAでは人に教えられる5級までとり、最後はアメリカに留学するタイミングでやめました。

アメリカでは少しだけピアノを習いましたが、ほとんど弾くことはなく、以来・・・約20年・・・かな。

 

姉からは、ちょくちょく言われていました。

また弾き始めたらきっと楽しいよ、って。

楽しいのは楽しいと思っていましたが、部屋狭いし・・・時間ないし・・・みたいな。

で結局、41歳になってやっと、やっと、20年ぶりのピアノです。

やっぱり弾くからには88鍵盤が欲しくて、そうなるとやっぱりデカイです。

でもYAMAHAの88鍵盤の電子ピアノの中ではいちばん安いやつです。

 

 

幅は、まぁ、自分の身長くらいですかね。

据え置く場所はないので、鍵盤だけを買いました。

これをテーブルの上や、仕事の机の上に置いて子供に弾かせ(触らせ)たりしていますが、結局は子供というより自分用でした。

 

知っていたつもりでしたが、想像していたよりもずっとずっと、ずっとずーっと、ピアノを弾くのは楽しかったです。

楽器を弾く方はご存知だと思いますが、無心で譜面を追い、自分が出す音だけに集中する瞬間は、一種の瞑想状態というか、ヨガで呼吸に集中している状態に近いというか、つまりとても、癒されるんです。

時間を忘れてひたすら同じ箇所を繰り返し練習したり、 だんだんうまく弾けるようになったり、その過程や達成感も、忘れていた物でしたが、

「そういえば、これこれ」

という感じでした。

 

それを見た姉は、こう言いました。

 

「ほら言ったじゃん。超お気に入りじゃん」

 

テヘ・・・忘れてました。もっと早く買えばよかった、とは思うものの、まぁ、私にとっては来るべきと来た来て手に入れることができた、大好きなものでした。

こんなにピアノが好きだったなんて。

アンパンマンやドラえもんを弾きながら、思いました。

 

そして弾いていると、夫がこう言いました。

 

「うーん・・・ママごめん、ちょっとうるさいな」

 

・・・え???

 

そこで私、初めて気づいたんです。

ピアノを弾いて、「うるさい」と言われたのは、生まれて初めてでした。

夫は仕方ないです。妻が急に弾き始めたんです。慣れてませんから、仕方ありません。

 

私の両親は、3歳から私が弾き始めて、それから15年間、

「うるさい」と一度も言ったことはありませんでした。

私が部屋が暗くなってきても、電気をつけるのが面倒でそのまま弾き続けていると、よく電気をつけてくれて、

「もうそろそろ時間が遅くなるから音小さくしてね」

と言われました。

 

楽器って、人が弾いているのを聞くとわかるんですが、練習している途中の間違えながらの演奏は、耳障りだったりもします。

でも両親は、「うるさい」とはただの一度も言ったことはありませんでした。

ほとんど毎日弾いていたのに、一度も。

それに気づいて初めて、というか改めて、娘が打ち込んでいたことを応援してくれていたことに、しばし感動しました。

 

もちろん、郊外の一軒家と、都心のマンションでは音事情は違うと思いますが、

もし息子らがピアノを弾くことになったら、私も「うるさい」とは絶対に言わないと決めました。

子供が弾いていて「うるさい」なんて普通言いませんが、弾くのをやめるように言わない、ということかな。

音を小さくしたり、ヘッドフォンをしたり、ということは言うと思いますが、弾くのをやめるようには、言わないようにしようと思いました。

 

20年前にそらんじていた曲はもうどこか遠くへ行ってしまったので、レパートリーはいちからです。

あ、姉はちゃんと、1万円くれました。

 

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