ストリートフォトと炎上について考える 尊重 正義 権利

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

カメラが好きです。

趣味です。

子供たちの姿を残しておきたくて始めました。

写真を撮るのは主に、家の中と公園です。

そして昨今、公園で写真を撮る時は気を遣います。

 

他の子がフレーム内に収まってしまう時には撮りません。

背景にいる時も、ちゃんと写ってしまう距離や場所にいる時には撮りません。

 

お友だちを撮る時も、

必要に応じて、

絶対にどこかに出したりしないからと親御さんに断って撮ったりします。

 

富士フィルムの動画広告が炎上しました。

当の動画を見たい方は、『富士フィルム 動画 炎上』などで検索すれば

まだ見れると思います。

 

『ストリートフォト』で『世界的に認められている』写真家の方が、

渋谷で通行人の写真を撮る、という動画です。

前から歩いてくる人に立ち塞がる形で正面からパチッと

パチパチッと撮ります。

 

そんなことされたら反射的によけたり、表情がこわばったりします。

それがまた『画になる』ということのようです。

 

これが、盗撮だ、不愉快だと、『炎上』し、

富士フィルムは動画を非公開にして、公式ページで謝罪しました。

 

この件、複雑だな~、と思いまして。

法的には、いまのところ特に問題はないそうです。

でもだからと言って、こんなことされたら私も嫌です。

気持ち悪いし。

だから私は絶対にやらないですし。

 

まず、この時感じる『キモチワルイ』ってどういう感情だろうって。

結局は最終的に、自分が

『モノ化』されて『消費』されるということが、

脅威であり、嫌悪感を感じるのだろうなって。

その程度も人それぞれでしょう。

カメラを向けられて笑える人もいるでしょう。

 

そして、写真家の方にとっては『アート』なわけです。

そこにはまた『権利』があって、

その『アート』のために、

他人を『モノ化』して『消費』しているわけですよね。

 

でもじゃあ、顔が写らないほど遠くから、

景色の中の小さな点として撮られたら?

別にいい?

以前の何かの『表現の自由』的な問題で、

法律家の方が書いていた記事を読んだのですが、

人の『権利』は必ずぶつかり、せめぎ合うものなんだ、

というのを思い出しました。

 

その『権利』がぶつかって、どちらかに寄った結果、

犯罪や被害が生まれてしまうことがあり、

そうなるとそれは『問題』なわけで、

そうでない場合、

そこはいつも微妙なせめぎ合いと妥協と譲歩があるんですかね。

 

何度も繰り返しますが、

私は勝手に写真に撮られたら嫌ですし、

自分も撮ったりしませんし、

自分が関係なければ良いと言っているわけでもありません。

 

ただはっきり言えることは、

富士フィルムさん、思い切ったな、ということ。

広告代理店に10年ほど勤めていたのですが、

社内にはいろんなクライアント、プロジェクトがあって、

無関係のプロジェクトに関して、

よく社内アンケートがありました。

 

その中に、

「あなたはこの広告、不謹慎、不適切だと思いますか?」

というのもありました。

 

社内のたくさんの個人が、それぞれの価値観でアンケートに答えれば、

その時のいろんな世代の大体の目安がわかるわけで、

そうやって審査の目を入れていたわけなんですが、

今回の富士フィルムさんは、そういうシステムがなかったのか、

よくわかりませんが。

 

でももしかしたら、そもそも今回のカメラを買うようなターゲット層は、

この動画広告についても特に問題に感じなかったのかもしれませんし、

それもわかりません。

 

そして最後に、

『炎上』にかこつけて不必要に相手を貶める発言をするのも、

『社会』を見るような気持ちになりました。

 

確かにこの写真家の方のやり方は反感を買いやすいのですが、

だからと言って、

彼のアカウントにわざわざ悪意を込めたコメントを書き込むのは、

どこかに矛先を探している層の人、なのか。

 

『正義』という盾は無敵に思えてしまうんだろうなと。

 

権利や尊厳、正しい、間違っていることはあるのかもしれませんが、

かと言って、

『正義を声高に叫ぶ先』には、

私は特に何もないと思うのですよね。

 

明確な答えのない問いについて語り合い、

それぞれの価値観、時代を探り、

複雑なまま、

答えが出ないままの問題を

抱えたままに生きていくのは、

若い時には苦しいのかもしれないなと。

私はそういう話、好きなんですが。

 

カメラとSNSという新しいオモチャを手にした人類が立ち向かう試練?

 

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