子育ては本当に『一瞬』だったか。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

まだまだ子供たちは手がかかりますが、

とはいえ一段落だなと、ふと子供たちふたりを家に置いて

5分家を空けるときなどに思います。

 

近所のコンビニまでちょっと買い物に出たり、

ちょっとポストへ手紙を出しに行ったり、

いまならこの程度なら2人だけでも大丈夫。

 

『大きくなったんだな。』

ふと思います。

ずっと考えていたんですよね。

なぜ、子育てを『終えた』人の大多数が、声を揃えてこう言うのか。

 

『大変な時期は一瞬で終わる。』

『子供が大きくなるのはあっという間。』

 

長男が生まれてすぐ、本当に私が辛かった時、

これを言われるのがいちばん腹が立ちました。

 

そんなこと言われてラクになんてならないし!

そう思いました。

 

でもなんかいまは少し、そう言う人たちのことを冷静に見れる気がします。

 

私はまだ、『子育ては一瞬だった』なんて思えないし、

これからもそう思うことはないと思います。

 

 

だってスゲー辛かったもん。

 

子供のかわいさも想定外でしたが、

子育ての辛さ大変さも想定外でした。

 

『子育ては一瞬のこと。』

私はこれね、

『社会』が彼ら彼女らにそう言わせている部分も

多分にあると思うのですよ、どうですかね、私の推測ですが。

 

過去に子育てをした人たちもほとんどが、

私と同じくらい大変な思いをし、辛い思いをして

子供を育てたと思うのです。

育てやすい子も、ラッキーな親もいるとは思いますが、

最初から最後までラクな子育てなんて無いはず。

 

それでも社会が、

 

『子育てはそこまで大変なことではない。』

『仕事や子育て以外のことのほうが大変であり重要なのである。』

『みんなはもっと大変なのである。』

 

そういうメッセージを送っているから、

子育てをそこまで『大変だ!』と声高に言える雰囲気ではなかったんではないかと。

 

自分がどれだけ苦しんでも、

『そんなこと大したこと無いんだよ。

もっと大変な人がいっぱいいるんだから。』

そう不特定多数の人に言われたら、

 

『そうかも・・・』

 

と思うのが人というもの。

 

そん中でおそらく標語のように生まれた、

 

『子育ては一瞬のこと。』

『子供はあっという間に大きくなる。』

 

なんじゃないかなと。

 

そこには、自分を犠牲にして死物狂いで子供を育てた親の存在は、

無いものとされているんですよね。

 

みんなやってることが

必ずしもラクなこととは限らないし、

みんなの負担、自己犠牲はそれはそれで認めていけばいいんじゃないかな。

私は少なくとも、

『よく頑張った。よくここまで育てた。えらい。』

そう言われたいです。

 

だって頑張ったし、頑張ってるもん。

だから何をしてほしいわけではないんです。

ただ認めて欲しい。

 

私も、世の親御さんたちも、過去の親御さんたちもみんな。

子育ては大変ですよ。

 

ありとあらゆる面での自己犠牲なしに

子供を育てることはできないし、

それなのにこんなにも労ってもらえないなら、

子供が減るのは必然だなって。

 

でもよく考えてみると、

『子供が大きくなるのはあっという間。』

そう言う人は年代とともに減ってきているような気はします。

 

最初母にそう言われた時は、

私はその大変さのピークのそのまた渦中にいて、

『ほんとに?いま私にそれ言う!?』

と腹が立って仕方がなかったのですが、

それから同じ発言に出会ったのは自治体の保健師さんたち。

 

思えばみな、50代以上の方々ばかりだったような。

 

その後会社で会ったワーママさんたちは、

どれだけ子供が大きくてもそういうことは言いませんでした。

 

それはつまり、

『子育ては大変なのである。』

そういう認識が徐々に浸透しつつあるから、なんでしょうか。

 

 

あとこれもあるかな。

子育てはまだ終わっていないものの、

『赤ちゃん期』は終えた私が、

他の人が連れている赤ちゃんを見るともう、

つい自分の赤ちゃん期のことを思い出します。

 

そして目の前の赤ちゃんはただただ可愛く神々しく、

自分の子供の赤ちゃん期だって同じくらい可愛く神々しかったということを鮮明に思い出させるトリガーになり、

でもその時期は既に終わっていて戻らないことに気づき、

その心境を簡単に表現する標語として使われる、

『子供が大きくなるのはあっという間。』

 

でもこれ、言われるママのほうは複雑な心境だということ知ってるので、

(人にもよるでしょうが)

私は簡単な言葉は口にしたくないなと思っています。

 

そしてもちろん、本当に子供が好きで、

子育てをしているときが大変ながらも充実していて、

戻れるものならまた戻りたいと思い、

『子供が大きくなるのはあっという間。』

そう言っている人もいると思います。

 

 

いずれにしても私は、今後も大きな声で言っていきたいです。

空気を読んでも従わず、言っていきたいです。

 

子育ては、大変です。

私にとっては、仕事よりよほど大変でした。

あっという間なんかじゃありません。

 

 

子は宝

 

☆働くママ・プレママ☆

 

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