自転車の後ろに乗った長男と会話するのが、楽しいです。
前に乗っている次男はまだ「バブバブ」状態なので、
ほとんど後ろの長男との会話になります。
束の間、家や保育園からは切り離された、
【会話だけの時間】です。
保育園であったこと、
今日のご飯のこと、
くだらない即興の歌、
他愛のないやり取りが、愛おしいと感じます。
しかし、3歳半を超えてくると、途端に頻度が増してくる、
「なんで?」攻撃にも若干、辟易しています。
自転車に乗っているときは、毎回といっていいほど、
禅問答のような攻防戦になります。
「お空は、なんで青いの?」
「パパとママは、なんで会社に行くの?」
「なんで保育園に行かなきゃいけないの?」
「なんで靴を左右反対に履いちゃいけないの?」
「なんでひとりでトイレに行かなきゃいけないの?」
「なんで夜は寝なきゃいけないの?」
子供だましが通じる部分は、いい加減な説明も織り交ぜながら、
ひとつひとつ説明をするわけです。
でもたまに、こちらをうならせる質問に
不意打ちを食らうことも。
子「ママ、大好き~」
私「ママも好きよ~」
子「好きなのに、怒るのは、なんで~?」
私「(おっと~・・・)・・・好きだから、怒るんだよ」
子「好きだと、なんで怒るの~?」
答えに困るような質問も出てきて、
我が子の成長を、すごーく感じました。
生まれてからしばらくは【虫】のようにウニョウニョしていただけで、
次は【犬】くらいの知能で投げるボールを追いかけて、
ここへきて一気に【人間】になってきたような気がします。
好きだから、大切だから、幸せになって欲しい。
だから、幸せになれるような言動を身に着けて欲しい。
だから、叱りながら教えている。
photo by chorus
そんなこと、あのキラキラな目で「なんで?」と聞かれなければ、
言葉にする機会もなかったでしょう。
言葉にしたことがないことを言葉にすると、
【人間力】がレベルアップしたような気になります。
自分がされて嫌なことを人にしない。
お友達とは仲良くする。
「ありがとう」「ごめんなさい」は大事。
やっぱり、子供を育てながら、自分を育てるのが、
子育てなんだな~
自転車をチャリチャリ漕ぎながら、思いました。
子供を産んで、ホントによかった。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。