おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てております。
今年度私、マンションの理事会です。
私が理事会に出席する間、
子供たちは夫が見ています。
来年度に大規模修繕を予定している我がマンション。
大変です~。
いまは施工会社を決める段階なのですが、
A社に決めようという『流れ』がありそうな気がしましたが、
「いやいや再検討!」
と言う人が出てきたり、
見積もりに誤解があったりと、
紛糾?とまではいきませんが。
そんな中私は、
別に2社とも大手だし、
プレゼンを見た限りどちらがやっても心配はなさそうだし、
両社ともプロコン(長所短所)あるので、
どっちでもいいんじゃない?
と思っていて、
しかも、みんなを積極的に引っ張ろうと
なんとかまとめようとしてくれている人がいて、
またその方々が『まとも』なので、
基本的には静観、というポジションをとっています。
その間私は何を考えているかというと・・・
2割のよく働くアリと、残り8割の怠けるアリの話。
アリも人の組織も、
その2:8の法則が大抵当てはまるという理論に、
『だよね~・・・』
と考えたりしています。
しかしこの理論には続きがあるんです。
2割のよく働く人(アリ)ばかり働かされて、ズルイ!
世の中には8割の要領の良い人がいる!
そういう話じゃないらしく、
アリにしても人にしても、
あるプロジェクト(食料を集める)に対しては働かない8割に属する人も、
別の団体だったり、
別のプロジェクト(女王アリのお世話)に対しては、
2割の働き者に転じたりする、
ということが調査でわかっているとか。
そしてさらに続き。
その2:8の法則こそが、
団体を長く繁栄させるコツなんだとか。
多様性を包含する団体こそが、
最も強く、長く栄える、
なんてことも。
長男の保育園のクラスのママたちがなんというか、
いま結構居心地が良いのです。
いろんな人がいて、
結構みんな好きなように振る舞っていて(私にはそう見える)
全員でまとまって何かをする時もあり、
その中の数人だけで進めることもあり、
でもとにかく、
みんながみんなにナイスで、
中にはもちろん、実は合わない人もいるんでしょうが、
それはそれで、
『別の森で生きましょう~』的な空気があり、
とにかく『平和』で、居心地が良いのです。
でもそこにも、多様性を包含する『余裕』があるから、
なのかな~・・・
なんて。
それで言うと、
保育園にしろ幼稚園にしろ学校にしろ、
なんでも一律にしようという動きがあるなら、
それは逆効果なんだろうなっていう思いもあり、
日本の学校教育や、
息子たちの今後に、
一抹の不安は覚えます。
生活のペースや、
学習のペースやスタイル、
好みや特性、
別にみんな(=多数派)に合わせることは正義ではないのに、
どうしても限られた先生の人数で率いようと思うと、
一律に管理出来たほうが便利でしょう。
そういう理由で、個性が拉げていくようなことがあったら、
悲しいなと。怖いなと。
自分が学生の時には、
いま思えば、そんな場面よくあったなって。
確か小学校1年か2年の時、
体がすごく大きくて、
でもしゃべることが苦手だった『まーくん』(仮名)という子がいました。
授業中なにかの問題で『まーくん』が先生にさされて、
答えがわからなかったのか、
そもそもみんなの前で声を発することが嫌だったのか、
『まーくん』はシクシク泣き始めて、
「そんなことで泣かなくてもいいじゃないかよ~・・・」
と先生が諭す、みたいな場面でした。
そんな『まーくん』を、
みんなの前で堂々と発言できるようにすることは、
教育上必要なことなのかもしれないけど、
そんな『まーくん』が、答えやすい別の方法を考えてあげるとか、
そんな対応があったら、
『多様性を受け入れる心』を、
早くから私たちに植え付けたことになったかもしれない。
ノートに書いて答えるとか、
そのノートに書く時間も、みんなで待つこととか、
内緒話のように耳打ちして答えてもらうとか、
選択式にするとか、
『まーくん』が答えられた方法は、
本来たくさんあると思うんです。
なのに、みんなの前で堂々と、正しい答えを言えることが『正』である、
そんな一律の価値観が、あるんだなと。
これは例えばの話ですが。
大人になると、マンションの理事会のように、
多様性を臨機応変にひとつの方向へまとめ上げる力が問われるわけで、
そしてそんな組織があるべき姿であるわけで。
来年は大規模修繕です。
そして長男も、小学生です。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。