こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
先日、昨年(平成27年度)の国勢調査結果が発表されました。
私自身も結局、「あーもう、めんどくせー」と言いながら
記入して提出した覚えがあります。
それによると、前回調査結果に比べて
調査開始以来始めて、人口が減少していたということです。
去年10月1日現在の日本の人口は1億2711万47人で、 前回5年前の調査と比べて94万7305人、 率にして0.7%減りました。
ここへ来て、日本の人口は明らかに減少局面に入った、ということです。
『死亡者数が出生者数を上回る自然減のほうが毎年大きい』ということです。
ですが東京23区に住む私の実感としては、目にする赤ちゃんの数も年々増えているような気がしますし、
待機児童は相変わらず腹立たしい状態だし、
気づくと新築マンションの建設がそこかしこで始まっているように思えます。
そして実際、東京を始めとする都市近郊では、人口は増えているということです。
日本全体としては人口は減っているのに、都市部では増えている、
つまり人口は都市部に極端に集中しているということです。
そして、世帯数は前回調査より2.8%増えて5340万3226世帯。
その代わりひと世帯あたりの人数は2.38人に減少、核家族化がさらに進行しているということです。
簡単に言ってしまうと、ひとり暮らしの人が増えているということです。
持ち家は資産ではない?という記事で書いたのですが、
必要なくなったとき、もしくはお金が必要になったときに現金化できない持ち物は
【資産】ではありません。
我が家は今現在は23区に中古マンションを購入して住んでいますが、
子供ふたりがもう少し大きくなったら、もう少し広い家、一戸建てに引っ越したいと思っていました。
ですがこの国勢調査の結果を見ても、いよいよ一戸建ては買うべきではない、
という思いを強くしました。
なぜかというと、一戸建ては一度買ってしまうと、必要なくなったときに処分に困るだけ、
となる可能性がどんどん高くなっているからです。
一戸建てのような広い家が必要なのも、子供たちが一緒に暮らしている間だけです。
これからの長い人生を考えても、たった20年というところです。
その後の20年~30年は、夫婦ふたりだけの生活です。
夫婦ふたりで広い一戸建てに住み続けるという選択肢もありますが、
そのころには家も老朽化が進んで、改修が必要でしょう。
そうなると数百万単位でお金が必要です。
私たちは今のところ、死ぬまで東京近郊から遠く離れるつもりはありません。
そうなると、毎年払う固定資産税はバカにならない金額です。
一戸建ては買ってしまうと、たとえ必要がなくなっても税金がかかってしまうことになります。
そして国勢調査結果にも出ているように、一戸建てを必要とするような大人数の世帯は
どんどん減少しています。
20年後は今よりさらに深刻になっていると予想されます。
その点賃貸であれば、払うのは家賃だけで固定資産税や改修費用は基本的に持ち主の負担です。
賃貸は払うだけ払って後に何も残らない、というイメージがありますが、
残って困るものが残るのでは話が違います。
一戸建ては処分に困る、と書きましたが、それは今すでに一戸建てを持っている人にとっても同じはずです。
そうなるとつまり、借りる側のほうが有利だということです。
今、そしてこれからであれば、
これまでよりも良い条件で、安く一戸建てが借りられる可能性が高い、
ということです。
たとえば月15万の一戸建てを借りたとします。
¥150,000×12(1年)=¥1,800,000×20年=¥36,000,000
15年なら¥27,000,000
東京近郊で、月15万で借りられるような一戸建てを、3,600万円で購入することはできないと思います。
たとえ中古であっても、おそらく5,000万円が相場ではないでしょうか。
それであればその差額1,400万円は別の運用に回したほうが、最終的にはプラスが出る、
という計算です。
そして賃貸であれば近所や家自体に不具合があってもすぐに引っ越せる
という自由も、今の時代かなり価値のあることだと思います。
それでもやはり、『自分のもの』を手に入れる醍醐味を完全否定するわけではありません。
すべて計算した上でもやはり購入する、という選択肢もアリだとは思います。
私の試算は、あくまで『こういう考え方もある』という程度ですが、
とはいえ普段なら流してしまう【国政調査結果発表】というニュースにも、
こんな見方がある、ということは覚えておいていただいて、損はないかと思いまして。
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