おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
7歳と5歳の息子ふたりを育てています。
お金が唸るほどにあったなら、すべての問題は解決するんでしょうか。
使い切れないほどのお金があったなら、
例えば『家族』には、なんの問題も起きないのか。
いま、子供たちを育てていて、
保育園や学校、子供用品、いろいろお金がかかります。
まだ小さいので細々とした出費ばかりですが、
やっぱりかかります。
先日小2長男が、学校から絵の具セット購入の
チラシと封筒がセットになったようなやつを持って帰ってきました。
絵の具セットを学校でまとめて買うこともできますよと、
その場合ここにお金を入れて持たせてくださいと。
3千円ちょっとだったかな。
長男がポケモンの絵の具セットを選び、
「お金くださ~い。」
と言うので、夫と私でお財布の現金を確認して、
お金の数え方を教えながら(夫が)
封筒にお金を入れました。
食費にしてもなんにしても、
子供がいるだけで、やっぱりお金がかかるもので、
私たち保護者は、当然のように身銭を切って彼らを養い、
教育を受けさせます。
私が昔留学していた20年以上前、
まだメールも普及していなくて、
親に連絡するときには手紙、もしくは、
ウォールマートなどで長距離電話のためのカードを買って、
買った分の長さの電話をすることができました。
確か、時差の関係だったか、校内の公衆電話で
父に電話をかけたのを覚えています。
「次の学費払うので、振り込みお願いします~」
「は~い、いくらですか~?」
正確にいくらだったのか忘れてしまいましたが、
約4ヶ月分のフルタイムの学費、50万円くらいだったような。
当時の為替がどんなもんだったかも覚えていませんが、
いずれにしても大金でした。
父は当然のように、ほんの一言二言で、
大金を娘のアメリカの口座に振り込んだわけです。
いや、親となったらそれは『当然のこと』なのかもしれませんが、
いざ改めて考えてみると、すごいことなよなと。
自分以外の人が使うために、
自分が働いて稼いだお金を、しかも大金を、
ポンッと出してしまうのですから。
もちろん、それが親の役目だとは思うのですが、
よく考えたらほんとにスゴイことだなと。
印象的なタイトルの本を読みました。
お金さえあれば、家族はうまくいく、
という主旨ではありません。
家族の問題、愛や絆の話なのかと思いきや、
愛や絆の対価としてのお金が行き交い、
そしてそのお金そものもさえ、家族の問題になりうる、
家族の問題に長年取り組んできたカウンセラーさんの書いた本です。
確かに書かれている例は極端なものなのですが、
自分や知っている人の家族の中にも、
思い当たる節があったり、なかったり。
この本に家族がうまくいく秘訣は書かれていませんが、
『うむ~・・・なるほど~・・・』
と唸る本ではありました。
例えば子供が定職に就かずに親のお金で遊び暮らしている場合、
『どうして親はお金を渡しちゃうんだろう』
なんて、傍から見ると不思議に思えたりしますが、
大抵の場合そういう子供は、
「自分がこんな風になったのはお母さんのせいだ。
だから償うべきだ。」
と賠償金さえ請求するとか。
親は最初は突っぱねたり交わしたりするものの、
あまりにもしつこかったりすると、
つい親は、お金を出してとにかくその場を収めたいと、
思ってしまうらしい。
「自分がこうなったのはお母さんの育て方のせい。」
そう言われてしまうと、
育て方に100%の自信を持っている母親なんていないので、
お金を出すほうがむしろ簡単に思えるそうです。
しかしいずれにせよ、そういう場合大抵は、
父親は不参加なことが多いとか。
自分の家族は、自分の子供は大丈夫、
なんて100%の自信を持って言える人のほうが少ないんじゃないかな。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。