産後うつに片足突っ込んだ私が、当時欲しかったサポート

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

産後の女優さんの自死のニュースに、

自分の当時を思い出している女性も多いのかと思います。

私もそのひとりです。

 

その女優さんが自死を選んでしまったその理由は

誰にも分らないことですし、

それを詮索する気もなく、ただご冥福をお祈りするのみです。

 

子供を残して母親が死を選ぶ、って、

相当なことですよね。

それはみんな賛同されると思います。

そして同時に、そうさせてしまう『産後』のこと、

本当に知っているのは少数派なんでしょうか。

 

でも結構耳にしますよね。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしてベランダに出たら、

『あれ?もしかしてここから飛び降りたらもしかしてラクになれる?』

とふと気づいてしまうこと。

 

私自身も産後にこのことが頭をかすめました。

 

私は幸い運よく、

自分で踏みとどまり、自分で助けを求めることができましたが、

でもさそもそも、

なんでわざわざ、そんな紙一重のところに置いとくの?

とね、思う訳です。

 

少子化少子化と一応騒いでいる政府ですが、

せっかく生まれた、大事な大事な赤ちゃんと、

それを育てる母親を、

そんな紙一重のところにわざわざ置いておくというのは

ナンセンスです。

 

少子化対策としていろんな策が練られているようです。

不妊治療に保険が適用されるようになるとか。

もちろん私も不妊治療への保険適用は賛成です。

 

でもやっぱり、

『これから生まれる命』のためのことも大事だけど、

『今既に生まれている命』のためのこともやってくれないと、

結局子供は増えないと思います。

 

だからね、例えばなんですが、

 

出産前の父親学級の徹底

 

 

女性が初産の場合(上の子がいない場合)、夫も強制的に一緒に入院。

新生児のお世話を最初に手とり足取り助産師さんに教わるのは夫。

妻はとりあえず体を休める。

 

 

子供が生まれて3ヶ月間は、会社は夫を18時以降働かせてはいけない。

 

というのはどうでしょうか。

 

いやね、産後、区役所や支援センターに相談すると

保健師さんや自治体の人が助けてくれますよね。

実母にも大いに助けてもらいました。

 

でも今思うとね、

私は夫にいちばん助けて欲しかったんですよ。

 

私と同じくらい、

私と同じ熱で、

一緒にそばでアタフタしてくれる同士が、戦友が、

欲しかったんですよ。

 

例えば保健師さんが家に来てくれて、

「赤ちゃん見てるからとにかく寝なさい。」

と数日お世話を代わってくれたら、

多分少しはラクになると思うんです。

 

でもその数日が終わったら、

結局は自力で耐えて、自力で立ち直って、

自力で強くたくましい母にならなければいけないわけでしょう?

 

もう一人の当事者が同じ家に暮らしているにもかかわらず、

外からの細切れのサポートを得て自力を回復させながら、

だましだまし。

 

私は、誰か人の声が聞こえていないと潰されてしまいそうで、

1日中見もしないテレビをつけて、

母乳のために食べたくないご飯を無理やり食べていました。

 

我ながら私、比較的メンタル強いほうだと思うのですが、

そんな私ですらヤバかったんです。

 

だから、そこまでのストレスや負担を負わせずに、

 

追い込まれてしまった人を助ける、ことと一緒に、

誰も追い込まれないようにする、こともできるんじゃないかなと。

 

「病院も支援センターも騒ぎ過ぎだよね~?

ぜんぜん大丈夫じゃんね~?」

 

と余裕の笑顔で新生児育てを乗り切れる夫婦がいれば、

それでいいんじゃないかなと。

 

赤ちゃんもお母さんもお父さんも、国が守りますから!

そう言われたら、

そう思わせてくれたら、

少子化が進むスピードも少しは遅くなったり、

するんじゃないかなと。

 

結婚するかしないか、子供を産むか産まないか、

それは個人の自由ですが、

 

国としては人口が減ると困るので、

だから国の姿勢としては子供や子供の多い親を優遇します!

 

そんな姿勢を見せてくれたらと思うのですが、

 

閣僚の平均年齢60.4歳、最年長の大臣が79歳(!)という、

オジチャンですらないオジーチャン内閣に、

そんなことは期待できないな~と思う、今日この頃。

 

新しい命の喜び、

ただそれだけに浸らせてもらいたかったです。

 

 

 

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本当は不安でたまりません。

 

 

コメント一覧
  1. わたしも産後うつに片足浸した者です。
    産後は実家に2週間と義実家に1ヶ月居たのですが、手厚くサポートしてもらっていたにもかかわらず、みゆきさんが仰られていたように、この時期が終わって家に帰ったら1人で子育てするんだよね、、、とずっと先のことを考えてただただ不安に押しつぶされそうでした。幸いにも鬱っぽい症状は産後2ヶ月くらいで落ち着いたので今に至るのですが。(子どもは3歳)

    当時は、絶対に逃れられない壮大な子育てという使命を任せられた。どんなに辛くてもどんなに体調が良くなくても絶対に逃げられない恐怖を感じていました。
    こんなに責任が重いなんて、わたしはなんてことをしてしまったのだろうと思っていました。
    その反面赤ちゃんは大事で大事でたまらないのです。

    絶対死にたくないし、自死を選ぶことは絶対にないけれど、こんな精神不安定で冷静な判断ができない日々が続いたら何が起きるかわからない、最悪の事態も起こり得るかもしれない、怖い、恐ろしい、考えたくない、でもネガティブなことだけは常に考えてしまうといったようなことが頭の中でぐるぐるしていました。

    あの産後うつの独特の気持ち…。いまだに忘れられません。

    産後うつ、脱する時期は人それぞれだとおもうので、辛くて毎日泣いてたり人が変わってしまったようだなと思ったら近くにいる周りの人が精神科に連れて行って欲しいと思います。病院に行くという判断も本人はできないと思うので周りの人が気付いて連れて行くことが必要なのではないかと思いました。

    • 北さん、コメントありがとうございます。

      北さんも大変でしたね。
      なんでしょうね、あの時の気持ち。私も忘れられません。
      あの時だけの、確かに独特な気持ちでした。

      いま目の前にある儚い命に対する不安もそうですが、将来が見えな過ぎて不安、というのもありましたよね。
      私の場合、同じ産後のママたちと話し、共感することで癒されましたが、
      同じように当事者である夫ともっと話せていたらといまは思っています。
      とにかくほんと、こればっかりは回りがサポートするしかないですよね。
      赤ちゃんとママを1対1で閉じこめている場合じゃないと思います。

      北さんがご無事でよかった。私たちはなんとか生還しましたが、
      そんなぎりぎりのところに居させちゃダメですよね。

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