おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
私の両親の家に、年に3回ほど子供たちと泊まりに行っています。
虫やカエルがたくさんいる地域なので子供も喜ぶし、
大好きな子供たちに会えると両親も喜ぶし、
私たちも比較的ラクができるので。
まぁしかし、両親の『老い』がね、そろそろキテおりますね。
父は77歳。
12年ほど前に一度脳梗塞で倒れていて、右半身に少し麻痺が残っています。
身の回りのことは自分でできるものの、もう痴呆も始まっています。
先日行った際、
「ねえねえ、パソコンでさ、メールってどやってやるんだっけ?
わかんなくなっちゃった。」
と言っていました。
「パソコンなら俺がやろうか?」
と夫が言うので任せましたが、
Outlookだったのか、
ブラウザ上のメーラーだったのか、
フリーメールだったのか、
プロバイダのメールだったのか、
パソコンを見ても、
父本人に聞いても、
やはりわからなかったようで、
新たにGメールアカウントを作ってあげて、
ID/PWを私のメールに控えてきました。
母に聞くと、
やはり意識は『まだら』だそうで、
しっかりしているときと、そうでないときがあると。
母はまだ、比較的大丈夫です。
とはいえもともと、社会的知識には乏しい人だったし、
お年寄りには違いないので、
何か困っても私たちに相談してくるまでに3日かかったりします。
そんな両親の『成年後見制度』を検討しています。
後見人とは・・・
例えば、
親が自分で銀行口座のお金をおろせなくなってしまったり、
キャッシュカードの暗証番号も忘れてしまったり、
そうなったときにお金を引き出すことができたり、
親が老人ホームなどへ入る時に代わりに契約できたり、
親が知らずに結んでしまった契約を後から取り消せたり、
ということができる、制度のことです。
『成年後見人制度』には2種類あって、
法定後見人:
本人に既に判断能力がない場合に、裁判所を通して決める
任意後見人:
本人と契約を結び、判断能力がなくなった際に効力が発動される
『法定後見人』のほうは、
家族もなれるものの、裁判所が決めることなので、
弁護士さんや司法書士さんになってしまうこともあり、
そうなると本人が亡くなるまでその費用が掛かります。
私の父がまだ『任意』で行けるのか。
『任意後見人』は家族なり、本人がなって欲しい人になってもらえますが、
とはいえ裁判所の監督を受けるので、
『後見監督人』という人の報酬が発生するとか。
法的業務の代行にも制限があるとか。
うぬー・・・
我が家はどちらかと言うと、
何かの時に事務手続きがスムーズにできたらいいな、という意味での後見人ですが、
財産管理が主な目的の場合、
後見人制度よりも『家族信託』のほうが良い場合もあるとか。
とはいえ、
年老いてきたからといっていますぐ手続き!というものではなく、
継続的に費用が掛かること、
取り消しが効かないことなどかから、
頑張って本人に同行してもらい、
意識がはっきりしているときになんとか銀行などで手続きをする、
ということを勧める人もいますので、
とにかく慎重に、ということのようです。
私も法律は専門ではないのであやふやな部分ありますが、
仕事で行政書士の方とお話する機会があり、
いろいろと教えていただきました。
もしもの際には、お願いしようと思っています。
実はついこの間、
父がネットバンキングでちょっと手違いを起こし、
少し面倒が起きて、
母がプチパニック、そして姉に助けを求める、
という事態がありまして。
姉とふたり、
うぬー・・・
と話していたところです。
父自身も失敗を自覚していて、
『もうネットバンキング自体やらない』
ということで了解しているのですが、
それを了解したこと自体を忘れてしまうかもしれないと、
ネットバンキングに必要なカードを取り上げて、
ひとまず母が管理することになりました。
しかし母は、そのカードがなんなのか、
ネットバンキングでなにができるのか、
それすらも元々知らない、わからない、理解できない人なので、
結局姉や私が介入します。
『老いる』っていったいどういうことなのか、
私も今より老いたことがないのでわからないのですが、
だんだんと『綱渡り感』が出てまいりました。
ふ~っ・・・
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。