おはようございます。みゆきです。
7歳と5歳の息子ふたりを育てています。
まずは私の親バカを披露させていただいてよろしいでしょうか。
長男、年長さんころから
『もしや・・・?』
と感じた節があったのですが、
どうも美術方向の能力があるような、
それが最近だんだんと確信に変わってきました。
私、こういうのってほぼ『血』だと思っていて、
走るのが速い人の子供や親戚には走るのが速い人が多いように、
絵が上手いっていうのも結局ほとんどが遺伝だと思っているんですよね。
練習して上手くなるには限界があるけど、
上手い人は教わらなくても上手いじゃないですか。
なんせ物心ついたときから、そういう人が隣りにいたんですよね。
そう、我が姉。
小さい時からいつも姉は何かを作っていて、描いていて、
それがいつだって驚くほど上手くて、
学校にはよく姉の絵が賞をとって飾られていて、
聞けば父方の親戚には絵の上手い人や絵描きさんがたくさんいて、
『私には遺伝しなかったのね・・・』
と思ってずっと生きてきたんですよ。
でも夫と結婚して子供が生まれて、
子供に頼まれて何かの絵を描いてあげたとき、
夫の絵がヘタで驚いたんです。
そしたら夫は
『普通こんなもんだ』
と言うじゃないですか。
(夫の名誉のために公開はしません)
夫に言わせたら、私も平均よりは絵が上手いのだと。
だからやっぱり、『血』なんだろうなと。
長男の絵は、たま~にすごく『良い』んですよ。
姉曰く、
『右脳で描けているとき』
には良い絵が描けているのではないか、と。
左脳で理屈で考えて描いている絵とはやはり違うのだと。
ふとした空き時間、テレビを見ながらリラックスするとき、
長男はいつも紙と色鉛筆やクレヨンを自分で持ってきて、
なんとなく手を動かし、
絵を描いています。
「すごいね~・・・本当に好きなんだね~・・・」
私がそう呟くと、
拗ねる人もいます。
はい、次男。
私は小さい頃、次男のような立場でした。
親も先生も友達も、
みんな姉の絵が『うまい、うまい』と褒め、感心していて、
そして私自身も姉の絵のうまさがちょっと自慢でした。
でも同時に、
『私は絵が上手くない』
ということも心に刻みつけたわけです。
だから次男に言いました。
「ママもね、ねねちゃんがすごく絵が上手で、
だからママはずっと絵はうまくないと思っていて、
でも本当はママも少し絵が上手だったの。
でもね、本当に大事なのは上手かどうかじゃないと思うんだ。
長男クンは絵が上手なんじゃなくて、好きなんだよ。
だって見てご覧。
いつも、いーっつも絵描いてない?
次男クン、長男クンみたいにお絵かきしないでしょ?
次男クンだって、好きなら描けばいいし、
好きじゃないなら描かなくていいし、
全部長男クンと比べなくて良いんだよ?
でも比べちゃう気持ちは、ママもよくわかるけどね。」
いちばん近くにいる子供と自分を比べて、
その中で自己を見つけ形作っていくわけで、
その素材としての『血』とか『遺伝』とか持って生まれたものがあって、
『生きる』とそれらをどう組み合わせて何を作るのか、
それは彼ら次第。
長男に関しては、しばらく姉と美術館デートを続ける予定です。
引っ越しの多い姉の少ない荷物の中に、
使い込んだ画材がずっとあるように、
長男も今後の長い人生の中に
絵や芸術があったら、
それはそれで楽しいのではないかと、
思うわけです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。