おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
以前姉と話していた時のことです。
姉といると、とてもラクです。
何かを探して目を走らせるだけで、
「何探してるの?」
と聞いてくれたり、
テーブルの上の物を取ろうとするだけで取ってくれたりします。
そのことに関して私はこう言いました。
「女性ってやっぱり気が利くよね。
これって先天的な能力なのかな。」
「後天的だと思う。だってアメリカ人の女性はこんなことしないもん。」
アメリカ帰りの姉は、こう答えました。
最近我が家では、週末のご飯は夫が作ったり、私と夫のふたりで作ったりします。
献立を考えるところから、夫が主体的に担ってくれるのでとても助かります。
先日の週末の朝、長男が言いました。
「この前みたいに、お部屋の中でレジャーシートで食べたい!」
「わかった、そうしよう」
と答えるパパ。
洗濯などをしながら家の中をウロウロしてると、キッチンにいる夫から献立の相談。
「おにぎりと、卵焼きでいいかな。シャケも焼こうかな。」
「いいね。」
洗濯も終わって、手伝おうかな、とキッチンを覗くものの、
あまり手伝えそうな作業もなさそうだったので退散して、子供とポケモンなんかを見ていたら、
「ご飯、できたよ~」
わーい、わーい、と子供と一緒にレジャーシートを準備すると・・・
むちゃむちゃ『ソソル』おにぎりが出てきました。
おーいーしーそーおーぅ!!!
と子供らとむしゃぶりつきました。
「でしょ?でしょ?おいしそうでしょ?パパもそう思った~。
焼きたてのシャケを、たっぷり入れたんだよ。」
炊き立てご飯に焼き立てのシャケ、美味しくないわけがありません。
結果、今まで食べたおにぎりの中でいちばん、うまかったです。
4人で食べ切れない量のおにぎりがお皿に並んでいる時点で、ものすごくテンションが上がりました。
何気ないようで、こういうことって演出というか、夫にそこまでの意図があったかは不明ですが、
とにかく『美味しく食べて欲しい』『一緒に美味しく楽しく食べたい』という気遣いが、
そこには確かにありました。
以前↓の本で読んだのですが、遺伝子の影響は確かにあるけども、
その効果の現れ方は単純なものではなく、
環境との相互作用の中で流動的に表現される、という理論に納得しました。
そしてもうひとつ。
これはどこで読んだか忘れてしまったのですが、
人間がどこまで『社会的』であるか。
例を聞けばなんとなく意味が分かるかと思うのですが、
例えば『60代男性が、体調不良を苦にして自殺しました。』
とテレビや新聞で報道されると、
その直後、60代男性の自殺が急に増えるんだそうです。
同じように、〇代の人、〇〇の経歴の人、〇〇が理由で、などと報道されると、
同じ属性の人の自殺が増える、というデータが取れたそうです。
つまり人は、命という究極のものを扱う時まで、
回りの人の行動や言動に影響を受けてしまう、ということです。
そうなったらほかのすべての行動が、
『社会』という不特定多数の人の集団の、曖昧な『雰囲気』に影響されて当然、と
その本では結論づけていました。
なので私は、『女性は気が利く』は後天的なもの、に1票を投じようかと思います。
いま現在の男性、女性の思考回路には、確かに違いがあると思います。
それが脳の違いによるものである場合も、多々あると思います。
しかしそれすらも、これまでの『社会』からの影響を受けた結果、とも言えるかもしれません。
そこまではよくわからないけどもとにかく、
『社会』からの要請を受けて気を利かせる、気を回す癖を刷り込まれた私よりも、
純粋に家族を喜ばせよう、ともに楽しもう、と気を回した夫のその気持ちと、
彼の作った大きなおにぎりのほうが、数段も【ホンモノ】で【実体がある】と、
食べながら思いました。
突然ですが、そんな夫にも好評だった、こんな水玉Tシャツ入荷しました。
次男によく似合いました♡
余ったおにぎりは、晩御飯にまた温めなおして次男が食べました。
彼の小さな手には余る大きなおにぎりを、
「ほら、またこぼす~」
とパパに怒られながら。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。