おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
広告代理店の営業を10年ほどやっていました。
営業が何をやるかって、お客さんと対峙するわけなんですが、
その仕事の大半を占めるのが、【調整】だと思っています。
プロジェクトが起こると、
お客さんと、社内のデザイナー、コピーライター、コンサルタント、メディアプランナー、社外取引先、媒体社、みんなの要望と事情と、スケジュールとコストと、モチベーションが交錯するわけです。
それを調整して、良い感じのゴールにみんなを導くことが大部分でした。
その【調整】業務でのキモは、みんなの状況を冷静に客観的に見て、その上で【オトシドコロ】を設定することです。
設定した【オトシドコロ】に向けて、多少無理、我慢、融通をしてもらう人にはその旨と事情を説明して、納得してもらいます。
必要に応じて【オトシドコロ】も調整します。
ひとつの【オトシドコロ】に対してみんながある程度納得しさえすれば、あとはそんなに難しいことではなく、決められた手順がとられるだけです。
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先日、平日の夫のご飯を作ることにした話を書きました。
以来、一応毎日作っています。
いかに手間と時間をかけないか、と考えているので、決して凝ったものは作りませんが、
キムチ鍋ドーンとか、レトルト系とかも使いながら。
やはり予想通り、
「ありがとう」や「ごちそうさま」が減ってきました。
でもまだ、笑顔で催促できる段階です。
私がずっと快く納得してご飯を作り続けられるための、【オトシドコロ】を探していました。
平日のご飯は作らないという【オトシドコロ】では夫が納得いかなかったからです。(←私は納得してた)
私が在宅勤務になったことで、以前より家事を多く担うようになりました。
会社勤めしていたころは夫が【ゴミ・マネージャー】と【トイレ・マネージャー】でしたが、もうほとんどやらなくなりました。
その上でのご飯作り。なんとも私の心の中で、『座りの悪い』追加タスクで、扱いにくかったです。
そこで、週末のご飯を夫に丸投げしてみました。
家で食べるのか、外で食べるのか、何時に食べるのか、何を食べるのか、すべてを丸投げしてみました。
朝ごはんは通常通り私が作り、食べた後に私は洗濯などの家事を片付けて、あとは子供らとゴロゴロしたり、家の中で自分の用事を片付けたりします。
お腹が空いたら
「パパお腹空いた~」
と子供たちと一緒に言います。
「外で食べる?」と聞かれたら、
「どっちでもいい~」
「オムライスにするけど、チキンがないね」と聞かれたら、
「任せる~」
「豚肉でケチャップライスってどう思う?」と聞かれたら、
「やってみたら~?」
「野菜がキャベツしかないよ、どうしたらいい?」と聞かれたら、
「任せる~」
結果、豚肉とキャベツの入ったケチャップライスが出てきました。
不思議な味がしましたが、まずくはなかったです。
長男は普通に食べていました。(次男はもともと今はおにぎり一辺倒)
「今日スーパー行ったら玉ねぎ買おう」
と夫が言いました。
週末は夫がキッチンに立ち、献立を考え、刻み、炒め、
今までの夫がそうしていたように、私はリビングで寝転んで子供と遊んだり、パソコンをちょっといじったり本を読んだり、子供と一緒にテレビを見たりして、
「できたよー」
の声を待ちます。
そしてできたものを見て、
「一品だけ?」
と言ったりします。
今のところ夫のレパートリーは焼きそばとオムライスだけですが、
そんなもん必要に応じて増えていくでしょうし、
几帳面なところがある人なので私より料理が向いてると思うし、
別に焼きそばとオムライスだけだって十分だと思います。
外で食べようかと思ったけどやっぱり家で食べるとなったときも、
じゃあ何作ろうか、と考えるのは私ではないということ。
その週末のご飯作りという負担減と、平日のご飯づくりという負担増。
Deal.
その【オトシドコロ】乗った。
でもねでもね、
「ありがとう、ごちそうさまでした」
は子供も大人も、みんな毎日毎回言うべきだと思います。
私も、つい忘れてしまうことがありますが、
子供が「ありがとう」と反射的に言えるように教えるのと同じで、
自分もご飯を食べたら反射的に、作ってくれた人に「ありがとう」と言うようにしたいと思います。
さて、今日のご飯は、なんにしよ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。