おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
息子ふたりを育てながら、フリーランスでワーママをやっております。
自分が子供の時、親が自分のことを見ていたか、見ていなかったか、
姉と話しました。
姉と私を育てたのは、同じ親です。
ごく普通の、善良な父と母です。
私はこう言いました。
「やっぱりさ、『親が見てる』と子供が実感することって、
大事なんじゃないかな。
悪いことをする時も、良いことをする時も、チャレンジする時も、
いろんな時があってさ。」
そしたら第一子である姉は、こう言いました。
「見られすぎも良くないよ。
鬱陶しいし、負担だし。
みゆちゃんくらいの見られ具合、見られなさ具合が丁度良かったと思うよ。」
なるほど。確かに。
確かに私は、我ながら自由気ままに生きてきました。
進学する学校は自分で決め、
住む場所も、仕事も、全部親には事後報告でした。
いつも親はこんな感じでした。
「あらそう、わかりました。
あなたが大丈夫と言うなら、大丈夫でしょう。
私たちにできることがあれば言ってね。」
もちろん、さすがにアメリカ留学の際はひと悶着ありましたが、
結局最後は許してくれて、できる限りの金銭的援助をしてくれました。
でも本当に、お金だけ出して、あとは放っておいてくれました。
放任、放置、いや放任だな。任せてくれた、かな。
アメリカから帰国して、しばらくフラフラしていても、
なーんにも、なーんにも言われませんでした。
バイトの帰りが遅いのが心配、とは言われたかな。
心配させるのが悪いと思い、その後すぐに東京でひとり暮らしを始めました。
(『見えなければ心配も減るわ』by 母!)
向こうからはほとんど連絡もなく、年に1、2回帰省しても、
『何をしているのか』は聞かれませんでした。
そしていつも、こう言われました。
「みゆきなら、大丈夫。」
確かに姉の言う通り、程よい、丁度いい、『見られ具合』だった気がします。
本が好きで、いつも読んでいるのですが、
ほとんど図書館で借りています。
本は買っているとキリがないので。
でも、この人の本はもう、出たらとにかく『買う』と決めています。
高校生の時に姉に勧められて読んで以来、
私の目から何万というウロコを落としてくれた人です。
数年前になってやっと、彼(@KOKAMIShoji)の本業の舞台を見に出かけるようになりました。
なんというか、彼の言葉選び、物事の見方が好きなのです。
この『ほがらか人生相談』は以前にも記事にしましたがね、
第一号の相談者は、何を隠そう私です。ウフ
今はもう昔の記事はオンラインでは見れないので、
本で見るしかありません。
そしてこの方の本は、なかなか図書館には並びませんw
この本のほかの相談と、それに対する答えの中に出てきたのが、
『見てないふりをして見る』親の話です。
鴻上さん自身も、確かお子さんがいるはずです。
相談内容は、
大学卒業を控えた息子が『俳優』を目指したいと言い始めたので困っている、
というもの。
鴻上氏の本業は舞台演出家なので、
「俳優として生活していける人は1%にも満たないんですよね?」
と聞いています。
過剰に反対するわけでも過剰に応援するわけでもなく、
ただ、少し離れて、見ないふりをして見ているのが良いと思います。
過剰に反対していると、「親とどう戦おう」ということしか子供は考えられません。
過剰に期待していると「親の期待に応えられるだろうか」しか考えられなくなります。見ないふりして見ていたら、息子さんは自分の頭で「就職をしないで俳優の道に進むことはどういうことか」をじっくりを考えられるようになるでしょう。
どんな結果になろうと、自分で考えた結果なら、受け入れられるはずです。
うちの親は私のことを
見ないふりをして見ていたのか、
はたまた本当に見ていなかったのか、
・・・いや、第二子であってもまったく『見ない』ということはないはず。
だからやっぱり見ないふりをして見ていたのだと思います。
別に私は、『大成功』もしていないし、
具体的に何かを成したわけでもありませんが、
これまでのこと全部、受け入れていますし、納得もしていますし、
自分の人生けっこう気に入っています。
やりたいことを見つけ、欲しいものに向って進み、
大事な家族がいます。
いたって平凡ですが、精神的にとても幸福です。
生きているのがラクで、楽しいです。
だから私も息子たちのことは、
見ないふりして見いてようと、思います。
好きなように生きてくれれば、それでいいかなと。
迷い、失敗して、落ち込んで、惑って、立ち直って、立ち止まって、
足踏みすることも、全部含めて、
彼らの権利であり、彼らの人生だものね。
ダイジョブ、ダイジョブ。
今度また、鴻上氏の舞台を見に行きます。
タイトルは、『地球防衛軍 苦情処理係』タノシミー!
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。