おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
今日はですね、『保険』の話です。
最初に申し上げときます。
タイトルがアレですが、
健康保険料はずっと払っていますし、これからも払います。ちゃんと。
うちの子供らは生まれてからずっと、夫の扶養家族として、国民健康保険に加入しています。
会社員時代、私自身は社会保険に加入していて、できれば子供らを私の社会保険に加入させたかったのですが、基本的に収入の高いほうの扶養家族になるということで、それはかないませんでした。
(トライしましたが蹴られた・・・)
なぜ私の扶養に入れたかったかと言うと、社会保険だと子供は保険料が無料だからです。
子供が何人増えても、保険料は変わりません。
しかし国民健康保険の場合、子供の分もきっちり保険料が請求されますし、いまでもふたり分の保険料を余計に払っています(夫が)。
いまは家族全員が国民健康保険になったので、世帯の上限金額に達したようで少し下がったようですが、
我が家の場合、子供の分として年間ひとり45,000円ほどの保険料を支払っていました。
ふたり分で9万円ほどです。
ご存知の通り、子供の医療費の自己負担はゼロ%です。
医療費のお知らせが、たまにハガキで届いたりします。
それを見て、夫がこう言いました。
「ふたりとも丈夫だからあんまり病院にかからないから、
普通に行けばうちは、元が取れることはまずないな」
毎年大抵、医療費のお知らせで送られてくる、子供たちの医療費の合計は、大体ひとり25,000円ほど。
それに対して、払っているお金はひとり45,000円。
我が家は毎年、元が取れていないことになります。
保険料を払わずに、100%自己負担で医療費を支払ったほうが得をすることになります。
何度も言いますが、国民健康保険は相互扶助の仕組みですし、ちゃんと払います。
これは例えばの話です。
じゃあ何が言いたいかと言うと・・・
やっぱりやっぱり、不要な民間の医療保険に入っている方が、多いということ。
月々3千円の保険料で、入院1日1万円?
そして大抵の場合、1年間に入院した日はゼロ日なので、年間36,000円の払い損になるわけです。
一切元が取れていない状態です。(この場合の損=健康に過ごせたということで喜ばしい限りなのですが)
健康に過ごせた年が5年になると、保険料は合計で18万円。10年でなんと36万円(!)
よくありますが、10年間健康だとボーナス10万円。
10万円返したところで、残りは26万円もあります。
その26万円がどこに行っているかと言うと当然、保険会社の方々のお給料、保険会社の手数料として使われているわけです。
じゃあ例えば、その10年の間に1週間入院していたとしたら?
高額療養費制度があるので、入院した月は約8万円の自己負担になります。
8万円<36万円
民間の 医療保険 の場合、『 元を取る 』ことをちゃんと考えねばです。
10年間の間に複数回入院する可能性も、もちろんゼロじゃないです。
入院日数限度があったり、180日以内の再入院は1回の入院とみなされたり、その商品によっていろいろ決まりがあります。
単純に計算すると、↑の10年間で36万円の保険料の場合だと、
大体4回くらい入院をすると元が取れる計算ですね。
もちろん、医療保険はたいてい、入院だけではなく手術を受けたら給付金があったり、死亡にも備えられたりしますので、そんなに単純な話ではありません。
しかしこれも事実です。
例えば40歳の女性100人いたら、そのうち95人は、入院も手術も、死亡もすることなく、10年間を無事に終えることになります。
しかし残りの5人になってしまう可能性=リスクに備えるために、医療保険に加入する、
という理論です。
しかし先ほども書いた通り、最近36万円の医療費を使うのはなかなか難しいのです。
日本の公的医療保険制度は、よくできています。
よく見るのは、病気になってしまった方の声として紹介されているもの。
「病気になってしまって大変だったけど、保険に加入していてよかった」
そりゃ、病気になってしまった方はそうなります。
でも本来大切なのは、『病気にならなかった人の声』です。
病気にもならず、健康に過ごすことができた、払い損した人たちの声のほうが、
普通の人にとっては確率の高い、自分の未来の話なわけです。
私だってあまり聞いたことありません。
そしてそうですね、例えば100人のうちのひとりになってしまって、医療費が36万円かかってしまったら、と言うことを考えると、
36万円、自腹で払えますか?
・・・払えますよね。
つまりどういうことかと言うと、保険で備える必要はない、ということです。
普通に持っている(貯めている)お金の中から払えばいいだけです。
36万円の医療費では済まない事態、というのも考えられます。
しかし今時の医療技術を持ってすると、36万円では済まない病気はほとんど、ガンの場合です。
ガンに備えるなら、それは医療保険ではなくガン保険です。
できるだけわかりやすく、理論的に説明したつもりなんですが、
とにかく、医療保険が必要な人は、実はもう、あまりいません。
それなのに加入している人が意外にも多いのは、なんでなんだろう・・・
とは思うものの、自分だって加入していたことがあったのです。
思い返してみるとやっぱりそれは・・・
何となく不安だったから・・・
人って不思議なもんで、
得をしたい(節約する)気持ちよりも、
不安から逃れたい(苦痛から逃れたい)気持ちのほうが、強いってことなんですよね。
そしてすでに加入している保険を解約するのって、なかなかハードル高いですよね。
それもわかるんですけどねぇ・・・やっぱり医療保険は、いらないよなー、と思う、年の瀬であります。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。