おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
29日(木)『仕事と働き方のワークショップ』を都内某所にて行わせていただきました。
全く違う業種、職種の方々が、それぞれのモヤモヤを抱えてひとところに集まってくださり、
約3時間、ウンウン言いながらたくさんの課題に取り組んでいただきました。
前回は時間が短いという参加者の方からのコメントが多く、今回は時間を延ばして実施しました。
私自身、実際に育休明けに前職に対して大いにモヤモヤし、
ひとりそのモヤモヤに取り組み、いまに至ります。
「なんか違う」
「コレジャナイ気がする」
「ココジャナイ気がする」
今の会社に残るのか、転職するのか、独立するのか、その岐路の手前の話、と言いますか。
みなさんも大いに、モヤモヤされていました。
そのそれぞれのモヤモヤの種類については、分類はできませんし、分類することに意味はありませんが、
例のあの問題とかかわりがあったり、なかったり。
男性だから、女性だから、という性別によって、職場での道筋や選択肢が、最初から違っている、のかもしれない。
そんな意識が、男性や女性たちの中に、巣くっている、のかもしれない。
こんな話も、させていただきました。
専業主婦の妻がいる男性と、共働きの男性、同僚としての男性は職場には両方いるはずですが、
『専業主婦の妻がいる男性』のほうが、職場にいる女性のことを、
”快く”思っていない、という調査結果が出ているとのことです。
(↓の本に載ってました)
まぁ、思い返してみると、思い当たる節もある、というか。
そして↑の本では、そんな男性たちのことを、こう称していました。
【善意ある性差別主義者たち】
おおぉぉぅ…パワフルな名称です。
「お子さん小さいでしょ、帰んなくていいの?」
そう言う人は、確かに専業主婦の妻を持つ男性に多かった、ような、気がします。
それって、気が利いているようで、なんというか、
なんだかなぁ…
という思いも、あったような。(←私は)
逆に共働きの男性は、無言…であったような気がします。
共働き家庭には、日々目まぐるしいスケジュール調整が行き交っていて、
その日によっていろんな、複数の、それぞれの都合が入り組んでいるということを、
知っているから、なのか。
「今日は帰らなくて大丈夫?」
にひと言で答えられるほど状況は単純ではない、というか。
お迎えはパパが行ってくれるけど、代わりに私は牛乳を買って帰って、
彼らがお風呂に入っている間には家に帰ってご飯を作っていなければならない、とか。
専業主婦の妻を持つ男性は、悪意なく、何の悪気もなく、
子供のお世話や家のことは妻がやるということが自然なので、
気を利かせているつもりで、子供を持つ女性には”大変な仕事”を振らなかったり、ということもあります。
しかしたいていの場合、”大変な仕事”と称されるものは、
社内の評価につながる仕事や、
何かしらのチャレンジがあってやりがいを感じられるものや、
社内で少し目立つプロジェクトであったり、することがあります。
そういうものから、優しく、良かれと思い、優しく、ワーキングマザーを排除する、という意味合いもあり、
【善意ある性差別主義者】ということなのでしょう。
私の前職の昔の社長(アメリカ人、弁護士の妻と小さなお子さんあり)は、
Working motherを、"The most effective and productive worker that I know"と称しました。
僕が知る限り最も生産性の高い労働者だと。
一方で、仕事もしたいけど、子供のことだって決して疎かにはしたくないという思いを抱え、
仕事と子供との狭間で動けなくなるような思い。
どれもこれも、
わかるわぁ~・・・
それはワーキングマザーに限った話ではなく、
みんながみんな、働きたいだけ、働きたいように働き、それが当たり前に受け入れられる、
ということが今はなんだか難しいように思えて、
ワーキングマザー3.0から4.0への道筋は、まだ霧の中であるな、という思いでございます。
12月は何かとお忙しい方が多いと思いますので、ワークショップに関しては、今年はこれで年納めとさせていただきます。
・・・今日から12月か。
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本当は不安でたまりません。