「ごめんね」と「ありがとう」がなぜ大事で、なぜ言いにくいのか。

 

おはようございます。みゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

いまでも覚えています。

確か長男4歳、次男2歳とかそれくらいのころ。

姉と私、子供たちの4人で

どこかへ出かけました。

(確か夫は夜勤の時?)

 

電車に乗っていたのを覚えています。

電車の中で子供たちが愚図るので、

ラムネかなにかをあげました。

 

そのラムネの袋。

私は何も言わず、開けてあげてから子供に渡しました。

それを姉は、開けずに子供に渡し、

 

「あけてくーだーさい。」

 

と子供に言わせたのです。

そして開けてあげて、

 

「『ありがとう』でしょ?」

 

と言いました。

 

その時姉にも言いましたが、

私ひとりでは、その『時期』に来ていたこと、気づけなかったんです。

 

新生児ホヤホヤから育て、

なんでもかんでも言われる前にやってあげる時期がありました。

泣く前に先回りして、泣きそうな要素を排除して回りました。

そうすることに必死でした。

自分をラクにするために、赤ちゃんを快適な状態にしておくことに、

必死でした。

 

そのうち彼らが言葉を理解するようになってもまだ、

私はその『フェーズの変化』に気づいていませんでした。

 

「そうだった、そうだった。」

姉が気づかせてくれたその時から、

 

「◯◯してください。」

と言わせ、

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」を

しつこくしつこく教えてきました。

7歳長男。

「ありがとう」はかなりもう自然に口から出てくるようになってきました。

 

食事中に

「おかわりくーだーさい。」

と言われておかわりを持っていくと、

 

何も言わなくても

「ありがとう」

と口からこぼれ出てきます。

 

いまは病院やお店などで、

知らない人にも大きな声で

「ありがとうございました。」

と言うことを教えているところ。

 

次男にも同じように

「ありがとう」と「ごめんなさい」を言い聞かせていますが、

こちらはまだまだ。

催促すればちゃんと言うものの、

まだまだ油断すると無言で私が入れたお茶を飲もうとします。

 

兄弟喧嘩でも、

両者に謝らせたり、

先に叩いた方に謝らせたり。

 

でもこの「ありがとう」と「ごめんね」は、

なんでこんなにも大切で、

そしてなんでこんなにも言いにくいものなのか。

 

私自身はそこに『言いにくさ』はもはや感じないものの、

とはいえ「こんにちは」とはまた違う『つっかかり』の存在は認識しています。

 

そして夫はつい最近まで、

「ありがとう」と「ごめんね」を言ったら死んでしまう病

に罹っていたのです。

最近は完治しつつあるように思います。

 

そしてこの理由に、やっと出会いました。

 

あ・・・えっと・・・

どの本だかメモるの忘れました・・・ごめんなさい。

 

謝罪とは、許す、許さないの判断を相手に委ねるために、自らを低い位置に置く行為である。

そしてそれは、関係を続けていきたいという意思を示す行為でもある。

 

 

「ありがとう」もある意味、

「どういたしまして」=”You are welcome."という、

『welcome』されるかどうか、『welcome』されているかどうか、

その判断を相手に委ねる言葉なのだと思います。

 

自分の進退を、相手の一存に委ねる行為。

それが、自分を弱く、頼りない存在に思わせる行為。

 

でもこれ、『一見』そう思えるだけで、

人間関係の中においては、

相手に委ねられるのは

強いからこそできることですよね。

 

あ、思い出した。

 

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いまここでは、

息子だから、男だから、という話をしていたわけではないのですが、

こういう自らをまな板の上の鯉として差し出す行為、

これは小さい頃から訓練しておく必要があると

つくづく思います。

 

負けず嫌いとか頑固とかそういうことではなく、

自分が悪いことをしたと思った時、

そうは思えなくても相手が気持ちを害しているときには、

ちゃんと相手に審判を委ねることでしか、

『関係』というものは維持できないのです。

そして関係を維持できないと、

幸福というものは手の中をすり抜けていってしまうと思うので。

 

 

私も猫の足を踏んだ時は

「ごめんね」「ごめんなさい」を50回くらい言って、

許してくれるまで言い続けましたよ。

彼女に審判を委ねて。

 

 

 

 

子どもとおでかけ♪

4児のパパさんママさん

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