女なしでは幸せになれない男

 

こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。

息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。

自分の父親のことを考えました。

 

父は10年ほど前65歳くらいで、一度脳梗塞で倒れました。

私はまだ一人暮らしをしていたころで、週末ひとりでくつろいでいたところで携帯が鳴り、

出ると

 

「〇〇さん(父の名前)の娘さんですか?XX病院ですが。」と言われ

 

本当にドラマのような電話でした。

 

「お父様が倒れまして、今こちらの病院にいるんですが、すぐに来れますか?」

 

と突然言われました。

 

「はい、行けますが、父は大丈夫なんですか?」

「今は意識もあります。」

というこれまたドラマのような会話をして、病院へ向かいました。

 

数週間治療して、実家近くの病院へ転院して療養して

幸い大きな麻痺も残らず、今は普通に母と暮らしています。

 

父に関して言うと、たとえ今まで健康だったとしても

母なしの生活を想像すると

”惨め”の一言に尽きると思います。

 

まずひと通りの炊事洗濯をひとりでこなすことができない。

お腹が空けば、その辺のものを適当に口に入れることはしますが、

パンやお菓子などすぐに食べられるもの

もしくは母が用意したものを食べるだけ。

 

掃除や洗濯も、できなくはないのでしょうが

そもそも家や自分の着る服を清潔にしようという気持ちが見られない。

先に母がやってしまうから、というのもあると思いますが。

趣味の畑仕事から戻って、泥のついた洋服でそのまま家にあがって

母に怒られている父を、実家に帰るたびに目にします。

 

病気で倒れたり、仕事を引退したりして体力が落ちたのでしょうが

昼間はテレビを見て寝ているそうです。

 

余計なお金が無いこともあり

畑仕事以外の趣味もなく、時間を持て余しているようです。

40年もサラリーマンを続けて、せっかく自由な時間が余るほどあるのに

寝て過ごすなんて私には考えられないのですが

実際そういう身分になってみないとわからないものなんでしょうか。

 

逆に母は、お金が無いなら無いなりに

自治体の主催している無料/安い習い事をしてみたり

ずっと会えなかった遠くに住む兄弟に会いに行ったり

お小遣い稼ぎの内職をしたりと

それなりに有意義に過ごしているように見えます。

 

たとえば父が先に死んで母がひとりになっても

それなりに楽しく過ごせるだろうな、と想像がつきますが

母が先に死ぬことは、想像もしたくないです。

 

父をひとりにしておいたらどういう状態になるか本当に想像もしたくありません。

 

たまたま読んでいた↓の本にも書いてあったのですが

女ひとりの老後は寂しくても明るさが残るのでギャグになるけど

男ひとりの老後は冗談にもならないほど惨め。

 

 

だから、↓のような本はあっても

男版「負け犬の遠吠え」は無い。

 

 

以前の記事で紹介した上野千鶴子さんの本に書いてあったのですが

性差による役割分担で女性を家庭に追い込んだのもおじちゃんなら

男を女なしでは幸せになれないものにしたもの、おじちゃんなんですよね。

 

以前まだ不満をくすぶらせていたころの私が

「子供たちが20歳になったら離婚する」

と口にした時にうちの夫が言っていました。


「60歳で独身は、寂しすぎるから嫌だなぁ・・・」


家庭から仕事へ逃げ出しておいて

老後は寂しいからひとりにするな、なんて勝手だと思うので

私は夫を、とことん家庭に引きずり込みます。

 

仕事は大事です。

でも、どれだけ、どんなふうに仕事をするか、はその時々によって違います。

いつも、ずっと同じ働き方をしようとするからムリが出るんです。

仕事なんて、所詮なにもしてくれない、ってどうして気づかないんだろう。

最後に残るのは、家族や友達であって、仕事なんてただの幻想だってどうして気づいてくれないんだろう。

 

Turtledove London@Neutral

 

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